聴力
MDSでは、毎年11月か12月、全職員が健康診断を受けていますが、昨年11月26日に受診した結果が先日、病院から送付されてきました。検査は、血圧、心電図、尿検査、抹消血液検査、肝機能検査、脂質検査、視力検査、聴力検査等多岐にわたる項目ですが、その中で、聴力検査の欄に「聴力判定は異常、聴力の低下が見られます。」という所見が書かれていたのです。私はこれまで毎年のように検査を受けており、聴力はいつも「異常なし」でしたから、この結果を見て最初はびっくりしましたが、その日の検査の様子を思い出し、また同じ日に検査を受けた人達の聴力検査の結果を見て納得したのです。というのは、その検査の日、私は午前10時からの検査でしたが、聴力検査になり、検査を担当する女性看護師の指示により、先ず、右耳にヘッドホーンを取り付けたのです。看護師から「『ピー』という音が聞こえたら、手を挙げて合図をしてください。」という説明の後、検査が始まりました。すぐ右耳に「ピー」という音が聞こえてきたので、手を挙げて合図をし、その後の検査も全て音を捕らえることが出来たのです。
ところが、次はヘッドホーンを左耳に取り付け、左耳の聴力検査が始まりましたが、いくら待っても、「ピー」という音が聞こえて来ないのです。まだ、検査が始まらないのかと思いながら,ヘッドホーンをはずし、看護師の方を振り返ったのです。すると、看護師が「音が聞こえませんか」と不思議そうに言いますので、「全然音が聞こえませんよ」と返事したのです。その後、ヘッドホーンを取り付け、左耳の検査をしましたが、全く「ピー」という音は聞えて来ませんでした。これまでの検査ではこのようなことは全くなく、聴力については健常だと信じていましたから、検査を終わっても、おそらく機械の故障ぐらいに軽く考えていたのです。しかしながら、検査をした病院からこのような結果が示されると一寸心配になり、同じ日に検査を受けた職員に聴力検査の結果を聞いてみたのです。すると、どの職員の聴力検査も、どちらかの耳の聴力は、「異常」となっていました。どの職員も、私が「聴力検査はどうでしたか」と尋ねるまで心配だったようでしたが、聴力検査の結果を見ると、全てが「異常」でしたから、どうやら、私達の聴力が異常だったわけでなく、病院の機械が故障していたということになり、大笑いしたところです。
ところで、人間、歳をとってくると、視力のほか、「聴力」も段々衰えてくるようです。それは、私は通勤に自転車を利用していますが、老人の方が前方を歩いている時、後ろの方からベルを鳴らしても、なかなか気づいてくれないからです。先日も、歩道兼自転車道を走行中、前方を二人並んで歩いている老人の姿が見えましたので、約10メートル位に近づきましたから,自転車のベルを鳴らしたのです。しかしながら、二人の老人はお喋りに夢中になっているのか、何回ベルを鳴らしても、一向振り返ろうとはしません。仕方がないので、二人のすぐ後ろに近づいた時、「すみません。通してもらえませんか。」と声をかけると、どうやら分かったようで、二人ともびっくりした様子で振り返り、私の自転車姿を見て、「あら、すみません。」と言って、進路を譲ってくれました。高齢者講習の状況を見ていると、加齢すると段々低い音が聞こえなくなってくるようなので、交通事故に遭遇しないよう、日頃から常に緊張して行動しているところです。



