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校長のひとり言ブログ

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2009年4月 アーカイブ

2009年4月 6日

草食系男子

 先日の朝、テレビでニュースを見ていたところ、画面に「草食系男子増加」という文字が私の目に飛び込んできました。一瞬、私の頭の中には「草食系」ということから、最近、メタボという言葉が流行していますので、てっきり、肥満防止のため、肉食に変わって野菜中心の食事をする男子が増加したものとばかり思ったのです。しかしながら、テレビの映像を見ていると、私の考えと全く違う内容でした。それは「草食系男子」とは、最近メディアで取りあげられるようになった言葉で、「協調性が高く、家庭的で優しいが、恋愛に積極でないタイプの主に20代の男性「ということでした。
 画面には、典型的な「草食系男子」が紹介されていましたが、その男子は28歳になるサラリーマンで、都内のマンションに両親と妹に住み、自宅から歩いて5分の所にあるソフトウェア会社に勤務しているということでした。定時になると、ハンで押したように退社して真っ直ぐ自宅に帰るパターンを繰り返し、入社以来、上司や同僚から飲みに誘われても一回も付き合ったことはないということで、自宅に帰ってからも、食事後は自分の部屋で趣味の絵をかくという生活振りです。さらに、会社から振り込まれる給料の管理は全て母親に任せており、お金が必要な時、そのつど母親からもらうということでした。本人は、「両親達と一緒に暮らせていますし、それに自分の好きな絵を描くことが出来ますので、これで十分です。」と満足そうに語っているのには、腹が立つ前に、情けない思いがしたところです。
 ところで、このような「草食系男子」には、「外出より部屋にいるほうが好き」、「繊細である」、「性風俗を無駄なことと思い、お金を使わない。」、「女性に誘われれば旅行やショッピングに同行するが、恋愛に発展しないことが多い」、「恋愛に積極的でない。」、「人付き合いや恋愛に使わないエネルギーは趣味やファッションに向ける。」、「いい人になりがち」、「女性と一晩過ごしても何もせずに普通に寝る。」といった特徴があり、芸能人にたとえれば、最近、地デジのコマーシャルに出てくる草彅剛さんとか、昨年のNHK大河ドラマ篤姫で小松帯刀役をした瑛太さんなどがこのタイプだそうです。
 このような考えを持った、いわゆる「新人類」の人間が最近日本国内でも増えてきているそうですが、一流企業では、その対策を講じているそうです。その方法として交換日記が紹介されていました。なぜそのような対策を講じたかというと、新入社した者の中には、「草食系男子」と思われる男子社員がおり、困ったことに、そのような人は、言われた仕事はある程度出来ますが、上司や同僚とのコミュニケーションが全く出来ないからです。映像では「草食系男子」の社員が、自分の悩みなどを日記に書き、それを先輩の女性社員と交換する場面が出ていましたが、今や日本では、想像以上に「草食系男子」が増えているようです。
 何故、このような新人類が増えているかということですが、専門家の分析によると、「かっての日本人男子は、無我夢中で働き、そのため出世欲が強く、またガツガツ女性を求めていたが、バブル崩壊後に生まれた男子は、右肩下がりの生活を体験したのか、恋愛が淡白になってしまった」ということです。私達の年代から見れば、誠にへんてこりんな世の中になってしまいましたが、せめて当校の若い男子職員だけでも、このような「草食系男子」にならないよう努力しましょう。

2009年4月12日

4月1日生まれ

 先日、当校において高齢者講習が行われましたが、その中の一人に、誕生日が4月1日生まれの受講者がいました。私はその書類を見た途端、「4月1日生まれだと子供の時苦労をされただろうな」と思ったのです。それは私が小学生の時、同級生に4月1日生まれの人が一人いましたが、その人は身体も小さく、いつも泣いてばかりでしたから、当然、男の子達のいじめの対象となっていました。誕生日が4月1日生まれの人は、4月2日生まれの人とは、約1歳も違うわけですから、無理もないことです。その私も2月27日の早生まれでしたから、小学2年頃までは、他の同級生よりも小さく、運動をするにも、また勉強でもいつも遅れをとっていました。しかしながら、私には4つ年上の長兄と2つ年上の次兄がおり、二人とも今風に言えば喧嘩が強い「番長」でしたから、私はその兄達の傘の下で過ごすことが出来、幸いにもいじめられることはありませんでした。
 そこで私は、書類の読み合わせをしていた事務員に、私が子供の時体験したことを話しますと、「そのことは私も聞いたことがあります。小学校は4月1日から始まりますが、どうして4月1日生まれの子はその年に入学し、4月2日以降に生まれた子は翌年に入学するのでしょうか?」と聞いてきたのです。そう言われてみると、私も経験上、「4月1日生まれの人は、前年の4月2日から3月31日までに生まれた人と一緒に小学校に入学する。」程度のことは知っていましたが、それが何故なのかは全く疑問に思っていなかったので、事務員に満足に答えることが出来なかったのです。そこで、早速その根拠などを調べてみたのです。
 その根拠規定は、昭和22年制定の学校教育法で、「保護者は、子女の満6歳に達した日の翌日以降における最初の学年の初めから、満12歳に達した日の属する学年の終わりまで、これを小学校に就学させる義務を負う。」と規定されています。そして、学校教育法施行規則には、「小・中・高校、大学の学年は4月1日に始まり、翌年3月31日に終わる。」と定められているのです。この意味は、子供の立場から見れば「満6歳になった日の翌日以降における最初の学年の4月1日から」小学校に入学するということになるわけです。それでは、子供が「満6歳になった」というのはいつかということですが、年齢については、明治35年制定の「年齢計算に関する法律」が根拠規定になります。そこには「年齢は出生の日よりこれを起算す」とあり、その計算は「民法の規定を準用する」となっているのです。そして民法では「起算日(出生日)に応答する日の前日をもって満了」し、年齢が加算されるとなっているのです。なんだか分かりにくい法律の規定ですが、平たく言えば、「生まれた時刻が何時かを一切問わず、その生まれた日を第1日目として年齢を計算し、誕生日の前日深夜12時限りを以って年齢を1つ加算する」ということだそうです。
 以上の解釈から、4月1日に生まれの子供は、前日の3月31日の深夜12時を迎えた瞬間に年齢を1つ加算されたものであり、「満6歳に達した日」はあくまでも「3月31日」ということになるわけです。したがって、「4月1日生まれ」の子供は、前日の3月31日には、満6歳に達し、翌4月1日にはこの要件に合致しますから、その年4月1日から小学校に入学できることになるわけです。
 当校では、肥後指導員が唯一「4月1日生まれ」ですが、肥後指導員には、この日に生まれたことを両親に感謝するとともに、誇りを持つことを祈念しています。

2009年4月20日

慣れ

 4月になった途端、全国各地で入学式等が行われ、その模様が毎日のようにテレビなどで報道されていますが、その中でも小学1年生になった子供達の姿を見ていると、うれしさが身体全体にみなぎっていることが一目で分かり、保護者にとっても、この時期が一番楽しいのではないかと思われます。ただこの時期、保護者にとって心配なのは、交通事故や水難事故等によって尊い命が失われることですが、その不安が的中し、今年もまた入学間もない子供二人がバスにはねられ、一人が死亡、もう一人も重傷するという悲惨な交通事故が発生しました。
 警察の調べによりますと、その事故は4月8日の午後0時20分頃、広島県呉市内の市道で発生したもので、はねられた二人の女児は市営バスに乗って下校途中だったということです。二人は、別の同級生男児と一緒にバス停留所で下車、母親が迎えに来ていた男児と別れ、自宅が下車した反対側にあるところから、バスのすぐ前を横断しようとしたところ、バスが発車して二人を巻き込んだということです。新聞には、その事故現場の写真が掲載されていましたが、道路の幅は約2,8メートルと狭く、近くには横断歩道や信号はないということでした。
 新聞の報道では、そのバスには、事故に遭った二人を含め、小学1年生になったばかりの児童18人と引率の先生、それに一般客1人が乗っていたそうです。引率の先生は、児童達をバスに乗せて帰る「下校指導」の最中であったということですが、引率した先生は、そのバス停では降りなかったということです。その点について、教諭の引率は車内の安全確保のためで、バス停ごとに児童と一緒に降りることはしていなかったということですが、私は「学校側は責任逃れをしているな」と思いました。それは、小学校に入学したばかりの児童が、バス通学するに当たって最も気をつけなければならないことは、降車後、バスのすぐ前の横断なのです。むしろ、それを指導するのが、引率の先生の大きな役目ですが、今後、この点は大きな問題に発展するものと思われます。
 それはさておき、やはり今回の事故の最も大きな原因は、バスの運転者が、降車した客の安全確認を怠り、バスを発車させたことにあります。バスを管理する市交通局によると、バスの運転手は60歳で、1973年に運転手となり、事故を起こした路線の運転には慣れており、これまで1度も交通事故を起こしたことがないというベテランの模範運転手だそうです。それでは、何故そのようなベテラン運転手が、バスの前を横断しようとする児童の姿を発見できなかったかということですが、私はその原因は、「慣れ」だと思っています。事故後、運転者は「二人の姿に気づかなかった」と、あたかも死角が原因と説明していますが、それは誤りです。バスの運転席に座ってみると、バスの左側前部のバックミラーではっきり人の姿が見えるので、死角はないはずです。おそらく、事故路線も数多く走っていたし、運転もベテランということですから、「まさか、バスの前は横切らないだろう」という先入観が先にたち、安全確認もほどほどにしてバスを発進させたものと思われます。
 誰でも運転当初は、緊張していて安全確認は基本通り行いますが、「慣れ」が出てくると、今回の事故のように大きなミスにつながりますから、私達も常に緊張した運転を心がけましょう。

2009年4月27日

ミツバチ

 最近のテレビや新聞を見ていると、「ミツバチ大量死、果樹の授粉に影響」等「ミツバチ」に関する記事が増えてきたように感じられます。私にとってミツバチ」と言えば、春になると、花から花へと飛び回り、そして蜂蜜を取るために養蜂業者が養っている「ハチ」のことを指すのかと思っていたのですが、「ミツバチ」は、蜂蜜を採取するだけではなく、イチゴやスイカなどの授粉にも大活躍しているようです。テレビや新聞報道によると、その「ミツバチ」が大量死したりして不足しているため、イチゴやスイカ等を栽培している農家では「このままでは、収穫に影響するおそれがある」と危機感を募らせているということです。
 その「ミツバチ」不足の原因ですが、先日の朝のNHKテレビ「おはよう日本」によると、三つあるそうです。その一つの原因は、「農薬による大量死」です。3年位前、北海道や東北地方では、稲にとっては大敵のカメ虫が異常発生し、これを駆除するために強力な殺虫剤が開発され、稲に散布したのですが、カメ虫は駆除されたものの、稲の近くにあるハウスの中の「ミツバチ」が大量死したということです。その数も中途半端な数ではなく、数百万匹だったということで、稲作農家では、ハウスの近くでは、カメ虫駆除の農薬を散布しない等の対策を講じているということです。
 その二つ目の原因は、「ダニなど寄生虫の異常発生による大量死」です。「ミツバチ」には、特有のダニがいるそうですが、北海道や東北地方で見つかった「ミツバチ」の死骸を専門家が調べたところ、「ミツバチ」から大量のダニが発見されたことから、大量死の原因は、その「ダニ」ではないかということです。
 次に三つ目の原因は、「女王バチが外国から輸入出来なくなった」ことです。「ミツバチ」の世界では、「女王バチ」を中心に働きバチが巣を作って生活していますが、ハウス農家がハチ業者から買ったり、借りたりしている「ミツバチ」の「女王バチ」は、これまでは海外から輸入していました。ところが、その「女王バチ」は海外で伝染病が発生したため、昨年の冬から輸入が出来なくなり、ハチ不足に拍車をかけているということです。
 そのほか、「ミツバチ」の不足として考えられているのは、「ミツバチ」の巣箱の盗難で、愛知県内では昨年秋以降、養蜂農家や果樹農家から、「ミツバチ」の入った巣箱が盗まれる事件が相次ぎ、県養蜂協会が把握しているだけでも70箱以上(1箱6,000~7,000匹)が被害にあっているそうで、防犯カメラを設置する農家も出ているということですから、「ミツバチ」不足は深刻な問題となっているようです。また、昨年の春頃、アメリカやヨーロッパなどで、突然「ミツバチ」が姿を消す大量失踪問題が起こりましたが、我が国でも同じような現象が起こっており、その原因はまだ解決されていないということです。
 それでは、「ミツバチ」が不足するとどうなるということですが、「ミツバチ」を入手できない農家では、手作業による授粉作業に切り替えなければなりません。このままハチ不足が続けば、野菜や果物の成育に影響を及ぼしますし、栽培コストが上がりますので、当然、果樹や野菜の値段の値上がりにつながるということですから、「ミツバチ不足」は深刻な社会問題となってきそうです。