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校長のひとり言ブログ

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ミツバチ

 最近のテレビや新聞を見ていると、「ミツバチ大量死、果樹の授粉に影響」等「ミツバチ」に関する記事が増えてきたように感じられます。私にとってミツバチ」と言えば、春になると、花から花へと飛び回り、そして蜂蜜を取るために養蜂業者が養っている「ハチ」のことを指すのかと思っていたのですが、「ミツバチ」は、蜂蜜を採取するだけではなく、イチゴやスイカなどの授粉にも大活躍しているようです。テレビや新聞報道によると、その「ミツバチ」が大量死したりして不足しているため、イチゴやスイカ等を栽培している農家では「このままでは、収穫に影響するおそれがある」と危機感を募らせているということです。
 その「ミツバチ」不足の原因ですが、先日の朝のNHKテレビ「おはよう日本」によると、三つあるそうです。その一つの原因は、「農薬による大量死」です。3年位前、北海道や東北地方では、稲にとっては大敵のカメ虫が異常発生し、これを駆除するために強力な殺虫剤が開発され、稲に散布したのですが、カメ虫は駆除されたものの、稲の近くにあるハウスの中の「ミツバチ」が大量死したということです。その数も中途半端な数ではなく、数百万匹だったということで、稲作農家では、ハウスの近くでは、カメ虫駆除の農薬を散布しない等の対策を講じているということです。
 その二つ目の原因は、「ダニなど寄生虫の異常発生による大量死」です。「ミツバチ」には、特有のダニがいるそうですが、北海道や東北地方で見つかった「ミツバチ」の死骸を専門家が調べたところ、「ミツバチ」から大量のダニが発見されたことから、大量死の原因は、その「ダニ」ではないかということです。
 次に三つ目の原因は、「女王バチが外国から輸入出来なくなった」ことです。「ミツバチ」の世界では、「女王バチ」を中心に働きバチが巣を作って生活していますが、ハウス農家がハチ業者から買ったり、借りたりしている「ミツバチ」の「女王バチ」は、これまでは海外から輸入していました。ところが、その「女王バチ」は海外で伝染病が発生したため、昨年の冬から輸入が出来なくなり、ハチ不足に拍車をかけているということです。
 そのほか、「ミツバチ」の不足として考えられているのは、「ミツバチ」の巣箱の盗難で、愛知県内では昨年秋以降、養蜂農家や果樹農家から、「ミツバチ」の入った巣箱が盗まれる事件が相次ぎ、県養蜂協会が把握しているだけでも70箱以上(1箱6,000~7,000匹)が被害にあっているそうで、防犯カメラを設置する農家も出ているということですから、「ミツバチ」不足は深刻な問題となっているようです。また、昨年の春頃、アメリカやヨーロッパなどで、突然「ミツバチ」が姿を消す大量失踪問題が起こりましたが、我が国でも同じような現象が起こっており、その原因はまだ解決されていないということです。
 それでは、「ミツバチ」が不足するとどうなるということですが、「ミツバチ」を入手できない農家では、手作業による授粉作業に切り替えなければなりません。このままハチ不足が続けば、野菜や果物の成育に影響を及ぼしますし、栽培コストが上がりますので、当然、果樹や野菜の値段の値上がりにつながるということですから、「ミツバチ不足」は深刻な社会問題となってきそうです。