朝カレー
子供達の野外キャンプでの夕食は、「カレー」が定番となっているように、日本国民にとって「カレー」は、大好きな食べ物の一つのようです。その「カレー」を食べるのは昼食や夕食がほとんどですが、先日、散歩中に聴いたラジオ放送によると、最近、「朝カレー」が流行しているということです。なぜ、今「朝カレー」が流行しているのかというと、どうやらそのきっかけを作ったのは、現在、アメリカ大リーグで活躍しているイチロー選手だそうです。イチロー選手は、テレビでカレーのコマーシャルにも出演していますが、日本のプロ野球からメジャーに移籍してから、朝食と昼食を兼ね、7年間ずっと「朝カレー」が続いており、イチロー選手のパワーの源が「朝カレー」だということが立証されたということです。
イチロー選手が、毎朝「カレー」を食べていることが話題となり、それに見習って、「朝カレー」を習慣にしているビジネスマンが増えたということです。さらに、本格的な受験時期ガ始まった今年の1月頃、東京・神奈川の私立中学校を受験する受験生の間から、この「朝カレー」が脳の活性化につながるという評判が伝わり、現在関東地区だけでなく、じわり、じわりと全国に広がりつつあり、流行の兆しが見えるということです。この現象は、単なるイチロー選手のまねだけではなく、実は専門家から見れば、「朝カレー」は能力アップにつながり、理にかなっているということです。
その専門家とは、20年前からカレーとスパイスの研究をしている日本薬科大学の丁宗鐵(てい むねてつ)教授です。丁教授の研究によると、カレーを食べたときの人体に与える実験を行ったところ、市販のカレーを食べた場合、脳の血流量が2~4パーセントアップしたという結果を得たということです。これは血管拡張剤2錠を飲んだことに匹敵し、しかもカレーの場合は、薬よりも血流の上昇がなだらかだったということです。さらに、別の脳の活動を調べる実験では、カレーを食べると、集中力や計算力が高まり、眼の動きもよくなったということです。
丁教授の研究によると、インドカレーには、4,5種類のスパイスしか使っていませんが、日本の市販カレーには、15~30種類のスパイスが入っており、これが漢方の生薬のように、総合的なスパイスの働きが健康に役立つという結果につながっているわけです。その結果、「カレー」で高められた能力は、2時間の持続がありますので、朝「カレー」を食べれば午前中、昼食べれば午後も、脳は活性化されるということになるわけです。また、「カレー」には唐辛子が付き物ですが、唐辛子は抹消血管の血流は良くするものの、脳の血流には関係がなく、その働きをするのがカルダモンという香りのスパイスだということです。
それでは、どんな「朝カレー」の食べ方が理想的かというと、丁教授の話によると、「カレーに市販のスパイスをかけること」、「カレーを食べるとき、水を飲まないこと」、「カルダモンに合うミルクティーに、さらにカルダモンを加えること」だそうです。私は「カレー」を食べる際、必ず水を飲んでいましたが、水を飲むと、血管が収縮してしまうから効果がなくなるということですから、くれぐれもお間違いのないようにして、是非、「朝カレー」を実行してみて下さい。きっと、能力アップにつながるものと思います。



