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校長のひとり言ブログ

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2009年7月 アーカイブ

2009年7月 6日

車のマーク

 私はほとんど毎日のように自動車を運転していますが、最近、街で見かける車のガラスや車体には、矢印のような形状をした黄色と緑色に塗り分けられ、若葉のように見える若葉マークや水滴のように見える形状をした橙色と黄色に塗り分けられ、紅葉のように見える紅葉(もみじ)マー等のほか、車椅子のマークや「赤ちゃんが乗っています」の「マーク」が取り付けられた車を見かけるようになりました。私達自動車教習所に勤務しているものにとっては、一応、法律で決められた「マーク」の意味や取り付けられた経緯等については、ある程度の知識はもっていますが、それでは、一般のドライバーはどうなのかといいますと、はなはだ疑問と思われます。
 というのは、先日、友人から「最近、クローバーのマークをつけた車を見かけるようになったが、あれはなんの標識?」という質問を受けました。そこで、「あれは身体障害者標識、別名クローバーマークというものですよ。」と答えたところ、すかさず、「車椅子のマークを取り付けた車も見かけるけど、クロ-バーマークとどう違うのか」と聞かれたのです。その友人は、私と同じ位の年代で、運転経歴も40年以上ありますので、平成13年に道路交通法の一部改正により、肢体不自由者が運転する場合に取り付ける身体障害者標識、別名クローバーマークが新しく制定されたことは、当時、おそらくテレビや新聞で知っていたと思われます。しかしながら、制定されてから8年も経過するというのに、クローバーマークがなかなか普及しなかったので、そのうち忘れてしまったものと思われます。
 さて、現在、道路交通法で決められた自動車の運転者が表示する標識(マーク)ですが
   ○ 初心運転者標識~別名若葉マーク
   ○ 高齢運転者標識~別名もみじマーク
   ○ 身体障害者標識~別名クローバーマーク
   ○ 聴覚障害者標識~別名ちょうマーク
の4つがあります。この標識のうち、初心運転者標識と聴覚者障害者標識は、表示対象者には表示義務があり、違反すると、反則金4,000円と行政処分点数1点が課せられるようになっていますが、高齢運転標識と身体障害者標識については、罰則はなく、表示するように努めてくださいとなっています。
 ところが、街で見かける車には、これらの標識のほか、実に様々な標識を見かけます。その一つが車椅子マークです。この車椅子マークは、国際リハビリテーション協会が定めた障害者の国際シンボルマークで、本来の趣旨は、障害者が利用しやすい施設やスペースに掲げられるマークだったのですが、いつの間にか車に貼り付けられるようになったものです。したがって、個人の車に表示することは、シンボルマーク本来の趣旨と異なりますので、障害のある方が乗車していることを周囲に知らせる程度になり、道路交通法上の規制を免除されるなどの効力は発生しません。
 このほかにも、「赤ちゃんが乗っています」、「高齢者送迎中」、「精密機輸送中」等の標識を見かけますが、この標識は、丁寧に運転していますよという意味と逆にぶつかるとダメージが大きいですよという意味が含まれているそうです。また、環境ステッカーといって、「アイドリング・ストップ宣言」、「速度厳守車」、横断歩道手前一時停止慣行中」などの「マーク」が付いた車を見かけれることもありますが、これらは、いづれも法律の根拠規定がありませんので、この違いを教習生にも教えてください。

2009年7月13日

花火

 アメリカでは、7月4日は独立記念日となっており、その日、アメリカ国内では毎年いろいろな行事や催し物が行われますが、記念日に欠かせないのが「花火大会」だそうです。先日の朝、テレビを見ていたところ、今年の独立記念日に、ニューヨーク市内のハドソン川の河畔で繰り広げられた「花火大会」の模様が放映されていました。映像に映し出される「打ち上げ花火」は、私達が普段見慣れているものと同じ円形状でしたが、その数が日本と比べてやや少ないように感じられました。それもそのはずです。その日の「花火大会」を現地で観覧した日本人レポーターの報告によると、アメリカの「花火大会」は、打ち上げる花火の数が少なく、大体30分位で終了するそうで、日本の「花火大会」を見慣れている人にとっては、一寸物足りないということでした。
 さて、その「花火大会」は、毎年、7月から8月にかけ、日本各地で開催され、いまや夏の風物詩となっていますが、アメリカの「花火大会」を見ながら、ふと、「花火は、いつ頃、どこで発明されたのかな」と疑問を覚え、早速調べてみることにしたのです。
 それによると、「花火」を使用し始めた国は、やはり中国で、6世紀頃という説が有力だそうです。当初、「花火」は、ロケット花火に似たものを敵陣に打ち込んで火事を起こしたり、相手を威嚇したりといった武器として使用されていたそうです。それがやがて13世紀頃ヨーロッパに伝わりましたが、主な生産地となったのはイタリアで、イタリアでは火薬と花火製造が盛んに行われ、「打ち上げ花火」は、イタリアで開発されたものだということです。
 その「花火」が日本で製造されるようになったのは、16世紀の鉄砲伝来以降だそうです。徳川幕府の役人であった後藤庄三郎光次著の「駿府政事録」によると、1613年に徳川家康が、駿府城内で外国人の行った花火を見物したということが記されていますから、そのころから、「花火」が使われていたものと思われます。その後、江戸時代になり、戦いがなくなると、花火を専門に扱う火薬屋が登場するようになりましたが、その火薬屋を代表するのが、当時江戸の「鍵屋」と「玉屋」です。よく映画などで「花火」が打ちあがると、観衆の間から「鍵屋」とか「玉屋」という掛け声がかけられるシーンがありましたが、それは、江戸時代、花火を作った火薬屋を賞賛するための名残りだそうです。
 また、我が国で記録に残っている最も古い「花火大会」は、隅田川花火大会だですが、これは、江戸時代、関西を中心に飢餓に見舞われ、江戸ではコレラが猛威を振るい、多数の死者を出したことから、1733年に、当時の徳川吉宗将軍が死者の慰霊と悪霊退散を祈って水神祭を催し、それに合わせて「花火大会」を披露したのが始まりだといわれています。
 今年もまた、7月から8月にかけ、日本各地では夏祭りに合わせて「花火大会」が計画されていますが、宮崎県観光協会が発表した資料によると、県内で一番花火数が多いのは、8月1日(土)に開催される都城市の「高崎夏まつり花火大会」で、約1万発が打ち上げられるということです。当日は午後9時から高崎町の陸上競技場を会場として行われますので、当日、休みの方は是非会場に出かけ、夏の夜のひと時を楽しんでください。

2009年7月21日

西瓜

 夏の果物といえば、先ず頭に浮かんでくるのは「西瓜」ですが、先日、当校の元職員鳥井元さんから、大玉の「西瓜」が3個届けられました。この「西瓜」は、鳥井元さんが苗から育てたもので、今年は、例年より雨が少なく、日照りが続いたことから、大きく成長したということです。早速冷蔵庫で冷やし、私もその「西瓜」をいただきましたが、日頃、スーパーで買って食べている「西瓜」に比べ、甘味もあり、本当の「西瓜」を食べたという食感を味わったところです。
 その「西瓜」ですが、歴史をたどってみますと、原産地は南アフリカで、11世紀頃、中国、その後ヨーロッパやアメリカに伝わったということで、現在、原産地の南アフリカでは、「西瓜」は、食べるというより、中の水分で身体を洗うという、水資源になっているということです。中国語では、水分が多く、夏に出回ることから、「水瓜」とか「夏瓜」と呼ばれているそうです。この果物が日本に伝わったのは、17世紀中頃で、隠元禅師が中国から持ち帰ったものとされ、西域から伝わったということから、この果物を我が国では、「西瓜」と呼びようになったということです。
 しかしながら、江戸時代、「西瓜」は果肉が赤いので気味が悪いとされ、あまり食べられなかったそうです。それが明治時代になり、アメリカから西洋種の「西瓜」が導入されると、改良が進み、本格的な「西瓜」栽培が始まり、全国に広がったということです。現在の「西瓜」は、緑の地に黒い縞模様が一般的ですが、こうした品種が広まったのは昭和初期以降で、それまでは、黒皮、無地皮が一般的で、その当時は、このような「西瓜」を鉄カブトと呼んでいたそうですから、「西瓜」にもいろいろ歴史があるようです。
 さて、「西瓜」と言えば、九州では、生産量日本一を誇る熊本産の「西瓜」が有名ですが、先日、NHKテレビ「たべもの一直線」では、鳥取県倉吉市の「極実西瓜」が紹介されていました。この「西瓜」は、食べると口の中でさっと甘さが広がり、シャリシャリとした食感が特徴で、品種は普通の「西瓜」と変わりませんが、特別な栽培方法と手間をかけて作られ、東京では、玉5,000円以上の値がついているということです。全国でも極めて珍しいその栽培方法と生産者のこだわりが紹介されていました。
 それによると、「極実西瓜」の栽培ポイントは3つあり、その一つは、「細い根を大切に育てる」ということです。これは弱い根をとことん気遣って栽培するやり方で、畑は深く耕した上で、肥料を多めにし、根が育つのを促す方法です。その二つは、「西瓜本来の味を出す」ということです。「西瓜」は種から作ると病気になりやすいため、ユウガオ等の植物の台木に「西瓜」の芽を差し込む接ぎ木という方法がとられていますが、「極実西瓜」は、「西瓜」の台木に、「西瓜」の芽を差し込む接ぎ木をしており、これだと、種から育てた「西瓜」に近い、「西瓜」本来の味が出るということです。その三つは、「病気を防ぐため、土地を転々する」ということです。「西瓜」には、連作障害という問題があり、その代表的なのが、「西瓜つる割れ病」ですが、それを防ぐため、耕作放棄地を借りるなどして栽培を続けているということでした。
 このように、他の生産地と比べておいしい「西瓜」を作り出すためには、長年の研究と栽培技術の向上がありますので、私達も、「西瓜」を食べる機会があるときには、生産者の苦労を思い出しながら、味わって見ることにしましょう。

2009年7月27日

風力発電

 我が家では、「テレビを見る」、「エヤコンをつける」、「電灯をつける」、「お湯を沸かす」、「電子レンジを使う」場合、全て電気に頼っており、唯一電気が関係ないのは、灯油でお湯を沸かしている風呂位です。時々ふっと「もし、停電したらどうしようか」と思うときがあり、そのような場合に備え、一応ロウソクは買って準備していますが、ここ30年位を振り返っても、使用したことは一度もありません。もちろん、大雨や台風、落雷などで一時的に停電になったことはありますが、すぐ復旧しますので、最近は、すっかり電気を供給する電力会社に絶大な信頼をおいているところです。
 さて、その電気、つまり発電ですが、調べて見ますと、我が国で発電に利用されているエネルギーには、大きく分けて、「水力発電」、「火力発電」、「原子力発電」、「その他の発電」の四つに分類されるそうです。今年1月の調査によると、我が国の発電所における総発電容量は、234ギガワットだそうです。その内訳は、一番多いのが火力発電で、139ギガワット(59%)、次に多いのが原子力発電の47ギガワット(19%)と水力発電の46ギガワット(18%)になっており、その他の発電として、地熱発電、風力発電、太陽光発電などがありますが、これらの発電量は微々たるものになっています。CO2削減等の環境問題から見て、今後の発電として一番有力視されるのは、原子力なのですが、原子力発電所において、度々放射能漏れ事故が発生していることや我が国が唯一の被爆国であることから、国民の間には、原子力に対する不信感、抵抗感があり、政府が考えているようには進展していないようです。
 そこで、最近、政府はその他の自然エネルギーとして、太陽光発電や風力発電を推進していますが、その中でも、各電力会社が力を入れて推進しているのは「風力発電」です。ところが、この「風力発電」については、燃料が必要ない等の長所はありますが、厄介なことに健康被害という短所があるからです。それは、現在「風力発電」が設置されている所のうち、愛媛県伊方町、静岡県東伊豆町等では、風車が回るときに出る低周波(人の耳には聞こえない)により、睡眠障害、耳鳴り、吐き気、うつ、肩こり、手足のしびれ、動悸などの障害が起きているということです。先日、その様子がテレビで放映されていましたが、住宅地のすぐそばに風力発電用風車が設置されている所では、人の耳には聞こえなくても、精密な録音機には確かに低周波の音が流れていました。そのため、現地の住民達は「風車による低周波の健康被害に関する会」を結成し、電力会社と交渉していますが、電力会社は「風車と睡眠障害などの間には因果関係がない」と主張しており、なかなか結論が出ないそうです。
 また、6月の参議院環境委員会でも、この問題が審議されていましたが、環境省の回答は「風車と健康被害には因果関係が認められない」でした。しかしながら、東伊豆町では、昨年4月、落雷と強風のため2基の羽が折れてしまい、そのため全ての風車を停止したところ、以降住民の健康被害は収まったということですから、風車と健康被害には、因果関係があると思われます。こうした住民からの訴えがあることから、現在23基の風車増設を計画している中部電力では、見直しを迫られているそうですから、私達も家庭におけるエネルギーの省力化を図るとともに、こうした問題には関心を持つようにしましょう。