我が家では、「テレビを見る」、「エヤコンをつける」、「電灯をつける」、「お湯を沸かす」、「電子レンジを使う」場合、全て電気に頼っており、唯一電気が関係ないのは、灯油でお湯を沸かしている風呂位です。時々ふっと「もし、停電したらどうしようか」と思うときがあり、そのような場合に備え、一応ロウソクは買って準備していますが、ここ30年位を振り返っても、使用したことは一度もありません。もちろん、大雨や台風、落雷などで一時的に停電になったことはありますが、すぐ復旧しますので、最近は、すっかり電気を供給する電力会社に絶大な信頼をおいているところです。
さて、その電気、つまり発電ですが、調べて見ますと、我が国で発電に利用されているエネルギーには、大きく分けて、「水力発電」、「火力発電」、「原子力発電」、「その他の発電」の四つに分類されるそうです。今年1月の調査によると、我が国の発電所における総発電容量は、234ギガワットだそうです。その内訳は、一番多いのが火力発電で、139ギガワット(59%)、次に多いのが原子力発電の47ギガワット(19%)と水力発電の46ギガワット(18%)になっており、その他の発電として、地熱発電、風力発電、太陽光発電などがありますが、これらの発電量は微々たるものになっています。CO2削減等の環境問題から見て、今後の発電として一番有力視されるのは、原子力なのですが、原子力発電所において、度々放射能漏れ事故が発生していることや我が国が唯一の被爆国であることから、国民の間には、原子力に対する不信感、抵抗感があり、政府が考えているようには進展していないようです。
そこで、最近、政府はその他の自然エネルギーとして、太陽光発電や風力発電を推進していますが、その中でも、各電力会社が力を入れて推進しているのは「風力発電」です。ところが、この「風力発電」については、燃料が必要ない等の長所はありますが、厄介なことに健康被害という短所があるからです。それは、現在「風力発電」が設置されている所のうち、愛媛県伊方町、静岡県東伊豆町等では、風車が回るときに出る低周波(人の耳には聞こえない)により、睡眠障害、耳鳴り、吐き気、うつ、肩こり、手足のしびれ、動悸などの障害が起きているということです。先日、その様子がテレビで放映されていましたが、住宅地のすぐそばに風力発電用風車が設置されている所では、人の耳には聞こえなくても、精密な録音機には確かに低周波の音が流れていました。そのため、現地の住民達は「風車による低周波の健康被害に関する会」を結成し、電力会社と交渉していますが、電力会社は「風車と睡眠障害などの間には因果関係がない」と主張しており、なかなか結論が出ないそうです。
また、6月の参議院環境委員会でも、この問題が審議されていましたが、環境省の回答は「風車と健康被害には因果関係が認められない」でした。しかしながら、東伊豆町では、昨年4月、落雷と強風のため2基の羽が折れてしまい、そのため全ての風車を停止したところ、以降住民の健康被害は収まったということですから、風車と健康被害には、因果関係があると思われます。こうした住民からの訴えがあることから、現在23基の風車増設を計画している中部電力では、見直しを迫られているそうですから、私達も家庭におけるエネルギーの省力化を図るとともに、こうした問題には関心を持つようにしましょう。
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