オトメン
最近、またまた新しい言葉を見つけました。それは現在、若者の間で流行している「オトメン」という言葉です。先日の夕方、自宅に帰ってテレビのニュース番組を見ていたところ、画面に「オトメン」という文字が映し出されました。その文字を見た瞬間、始めて聞く言葉でしたから、「いったい、どういう意味なのか」とびっくりしたのですが、内容を見てようやくその意味がわかりました。
それによると、「オトメン」とは、乙女的興味を持ち、料理・編み物・掃除・洗濯など家事全般に長(た)けるといった乙女的要素を持ちつつも、男らしさを兼ね備えた若い男性のことをいうのだそうです。最後の男らしさを兼ね備えているということがポイントで、これを備えていないと、いくら乙女的な要素を持っていても、それは、単なるオカマやニューハーフ、草食系男子だということで、「オトメン」は、このような人達とは根本的に異なるのだそうです。この「オトメン」の語源は、マンガ家の菅野文(かんのあや)さんが書いているコミックマンガの「別冊花とゆめ」に出てくるタイトルで、「乙女」と男性を意味する英語「men」の合成語、つまり漢字で書くと「乙男」になるのだそうです。
このマンガは、3年前から若者の間に人気になったもので、主人公のアスカ君は、剣道全国一、空手・柔道も段持ちで校内でもモテモテのイケメン男子だそうです。しかしながら、他の若者と一寸違っているのは、実は彼は誰よりもかわいいものが大好きで、ひそかにぬいぐるみやファンシーグッズを集めたり、少女マンガに胸キュンしたりもする乙女な本性を心に隠し持つだということで、このマンガを読んでいる人は、若い人だけでなく、大人のファンも多くいるということです。また、このマンガが人気を博し、ドラマ化されて8月から毎週土曜日の午後7時半から、フジテレビ系で「オトメン(乙男)~夏~」が放映されているそうですが、宮崎では見られないようです。残念ですね。
さて、「オトメン」とはどのような人を指すのかということで、テレビでは数名の「オトメン」が紹介されていました。その一人は、年齢30歳位で、編み物が大好きという「オトメン」でした。見ていると、器用な手つきで編み棒を使って、なにやら編み物をしていましたが、出来上がったのはセーターでした。次の「オトメン」は、帽子を手作りする若者でしたが、自分でデザインし、これも器用なハサミさばきで帽子を作っていましたが、出来上がりは本職顔負けの作品でした。3人目の「オトメン」は、お菓子作りをする若者でしたが、びっくりしたのは、お菓子で弁当を作ったからです。画面には弁当の中身が映り、玉子焼きと鳥の唐揚げでしたが、私はてっきり、玉子焼きと唐揚げは本物とばかり思っていました。ところが、その「オトメン」の説明によると、全て自分で工夫してお菓子で作り上げたということですから、びっくりした次第です。
このように紹介された「オトメン」は、全てイケメンの男性で、中には女性のような肌をした「オトメン」もいましたが、この人達の共通点は、料理や編み物が出来るばかりでなく、日頃から腹筋、腕立て伏せ、器具を使った体操などを行っており、筋肉が引き締まった体型をしていたということです。話し振りや考え方などは健康的で、どうやらオカマやニューハーフといった人達と異なっていましたが、今後、このような若者が増えてくるかと思うと、日本の将来が一寸心配になっているところです。



