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校長のひとり言ブログ

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2009年9月 アーカイブ

2009年9月 7日

オトメン

 最近、またまた新しい言葉を見つけました。それは現在、若者の間で流行している「オトメン」という言葉です。先日の夕方、自宅に帰ってテレビのニュース番組を見ていたところ、画面に「オトメン」という文字が映し出されました。その文字を見た瞬間、始めて聞く言葉でしたから、「いったい、どういう意味なのか」とびっくりしたのですが、内容を見てようやくその意味がわかりました。
 それによると、「オトメン」とは、乙女的興味を持ち、料理・編み物・掃除・洗濯など家事全般に長(た)けるといった乙女的要素を持ちつつも、男らしさを兼ね備えた若い男性のことをいうのだそうです。最後の男らしさを兼ね備えているということがポイントで、これを備えていないと、いくら乙女的な要素を持っていても、それは、単なるオカマやニューハーフ、草食系男子だということで、「オトメン」は、このような人達とは根本的に異なるのだそうです。この「オトメン」の語源は、マンガ家の菅野文(かんのあや)さんが書いているコミックマンガの「別冊花とゆめ」に出てくるタイトルで、「乙女」と男性を意味する英語「men」の合成語、つまり漢字で書くと「乙男」になるのだそうです。
 このマンガは、3年前から若者の間に人気になったもので、主人公のアスカ君は、剣道全国一、空手・柔道も段持ちで校内でもモテモテのイケメン男子だそうです。しかしながら、他の若者と一寸違っているのは、実は彼は誰よりもかわいいものが大好きで、ひそかにぬいぐるみやファンシーグッズを集めたり、少女マンガに胸キュンしたりもする乙女な本性を心に隠し持つだということで、このマンガを読んでいる人は、若い人だけでなく、大人のファンも多くいるということです。また、このマンガが人気を博し、ドラマ化されて8月から毎週土曜日の午後7時半から、フジテレビ系で「オトメン(乙男)~夏~」が放映されているそうですが、宮崎では見られないようです。残念ですね。
 さて、「オトメン」とはどのような人を指すのかということで、テレビでは数名の「オトメン」が紹介されていました。その一人は、年齢30歳位で、編み物が大好きという「オトメン」でした。見ていると、器用な手つきで編み棒を使って、なにやら編み物をしていましたが、出来上がったのはセーターでした。次の「オトメン」は、帽子を手作りする若者でしたが、自分でデザインし、これも器用なハサミさばきで帽子を作っていましたが、出来上がりは本職顔負けの作品でした。3人目の「オトメン」は、お菓子作りをする若者でしたが、びっくりしたのは、お菓子で弁当を作ったからです。画面には弁当の中身が映り、玉子焼きと鳥の唐揚げでしたが、私はてっきり、玉子焼きと唐揚げは本物とばかり思っていました。ところが、その「オトメン」の説明によると、全て自分で工夫してお菓子で作り上げたということですから、びっくりした次第です。
 このように紹介された「オトメン」は、全てイケメンの男性で、中には女性のような肌をした「オトメン」もいましたが、この人達の共通点は、料理や編み物が出来るばかりでなく、日頃から腹筋、腕立て伏せ、器具を使った体操などを行っており、筋肉が引き締まった体型をしていたということです。話し振りや考え方などは健康的で、どうやらオカマやニューハーフといった人達と異なっていましたが、今後、このような若者が増えてくるかと思うと、日本の将来が一寸心配になっているところです。

2009年9月14日

守り神

 今年の3月開港予定だった静岡空港は、直前になって滑走路近くに航空法違反の高さ制限を超す反対派の立ち木と土地があることがわかり、この問題が解決してようやく6月に開港したものの、先日発表された搭乗率は60%台であり、何かと話題の多い空港です。その静岡空港で、最近明るい話題となっているのが、搭乗カウンターで無料配布されている「守り神」のミニわらじで、先日、その模様がテレビで放映されていました。
 このミニわらじを作製しているのは、静岡県内に住む渡部辰雄さんという81歳の男性ですが、実は渡部さんは全盲というハンディを持つ人なのです。渡部さんはバスの運転手でしたが、今から20年位前、急に視界が狭くなって視力が落ち、病院に駆け込みましたが、その原因がわからず、遂に全盲となったということです。当時、渡部さんは、前途を悲観して自殺を考えましたが、奥さんや周りの人に励まされて自殺を思いとどまり、何か世の中のために役立ちたいものはないかと考え思いついたのが、子供のとき、遊び半分で作っていたミニわらじ作りだったそうです。
 そのわらじ作りの様子が放映されていましたが、奥さんが、わらじの材料となるテープを「これは黄色よ」と言って手渡すと、渡部さんは、「これは黄色だね」と言って自分の脳に認識させ、赤や青のテープを使いながら、器用な手つきで次々にミニわらじを完成させていました。こうして出来上がったミニわらじは、当初、近くの幼稚園児や小学校の児童達に、交通安全の「お守り」として配られていましたが、出来ばえが良く、しかも「お守り」には最適だということで評判が広がり、これを聞きつけた静岡空港の警備派出所のお巡りさんが、施設の前に展示したところ、これが「交番のお守り」として、たちまち有名になったということです。
 そこで、静岡空港では、試みにそのミニわらじを搭乗カウンターに置き、家内安全と交通安全の「守り神」として無料配布したところ、たちまち空港を利用する人、特に外国からの観光客の間に噂が広がり、現在では、カウンターにおいてから約30分もすると、50足のミニワラジはなくなってしまうそうです。そこで、今回静岡空港を経営する会社から渡部さんが表彰を受けたというわけです。画面には、家内安全と交通安全のミニわらじが映し出されていましたが、まさに「守り神」といった印象を受けました。渡部さんは、高齢者と全盲というハンディがある関係で、1日に作製出来るミニわらじは、せいぜい50足ですが、1ヶ月1,000足の作製を目指して頑張られるそうですが、ますます人気が出そうな感じを受けたところです。
 ミニわらじについては、今年の1月新聞に掲載された記事によると、宮崎市内に住む児玉安昭さん(80歳)も「交通安全の守り神に」という願いを込め、親指サイズのミニわらじを作り、宮崎南交通安全協会に送り続けているということです。これまで約2年間の間に作ったミニわらじは約2万足だということです。贈られたミニわらじは、春や秋の全国交通運動キャンペーンの際、チラシと一緒に配られているそうですが、ドライバーからは喜ばれ、事故防止に一役買っているということです。健脚のシンボルのわらじをドライバーが目にすれば、歩行者を思いやり、安全運転意識が高まるのが狙いだそうですが、今後、交通安全や家内安全だけでなく、いろいろな「守り神」として、ミニわらじが作製されるものと思われます。

2009年9月21日

ヒガンバナ(彼岸花)

 昔から、「暑さ寒さも彼岸まで」と言いますが、まさにその通りで、9月になっても連日30度を超す猛暑日が続いていましたが、さすがに彼岸入りしたこの頃は、朝晩は急に涼しくなり、どうやら秋らしくなったようです。
 彼岸といえば、毎年9月中頃になると、田んぼの畦や堤防等に一斉に真っ赤な花の姿を見ることが出来ますが、それは「ヒガンバナ(彼岸花)」という花です。数日前には、全くその姿がなかったのに、急に真っ赤な色の花が姿を現すわけですから、毎年その姿にびっくりしながらも、秋が近づいたことを知らされます。
 その「ヒガンバナ」ですが、文献によりますと、ヒガンバナ科ヒガンバナ属の多年草だそうで、我が国には、稲作が中国、朝鮮半島を経て伝わった頃、その稲や土等と一緒に茎が混入して来て広まり、帰化したものだろうといわれています。そして、この花は奈良、平安の時代に、人間の手によって植えられたのではないかと言われています。その根拠は、植物には子孫を残すという本能があり、例えば、タンポポはパラシュートつきの種子を遠くまで飛ばしますし、木の実、草の実は鳥などに食べられて体内を通って各地へ広がっていきます。しかし、毒草のヒガンバナにはそれがないからです。ヒガンバナには蝶も蜂も近寄らないし、実を食べる鳥も虫もいません。したがって、おそらく古の人が、毒草であるヒガンバナの特性を知り、植え付けをしたものと思われます。
 さて、この「ヒガンバナ」は、我が国では、青森県や北海道を除くどの都道府県にも存在しますが、見られる所は、田んぼの畦道や堤防、あるいは墓地等で、それには理由があります。つまり、「ヒガンバナ」は、全草有毒な多年生の球根性植物で、特に鱗茎には、アルカイドを多く含んでいますから、間違ってこの球根を食べた場合、吐き気や下痢、ひどい場合は中枢神経の麻痺を起こして死に至る猛毒性があるからです。そのヒガンバナの特性を知った古の人が植えた所が、田んぼの畦や堤防だったということです。それは、ヒガンバナの球根には毒があり、その周りにはミミズがいない。ミミズを食べにモグラが来ない。従って、田んぼの畦や堤防に穴をあけられることがなく、畦が崩れない、つまり、畦を守るためには、ヒガンバナが有効だという理由で植えつけられたものだということです。また、墓には、ヒガンバナがつきものですが、それは、昔死者は土葬していましたが、遺体を狸やモグラなどの小動物が掘り返すのを防ぐために、周辺にヒガンバナを植えたと伝えられているそうです。こうしてみると、古の人は植物の特性を知ったなかなかの知恵者だったようです。
 また、ヒガンバナにはいろいろの名前があるようです。その代表的な名前が「曼珠沙華」ですが、この名前は法華などの仏典に由来し、天上の花という意味を持っているそうです。さらに墓の周りに植えられているヒガンバナは、所によっては、「死人花(しびとばな)」とか、「地獄花」、あるいは、「幽霊花」と言われているそうですが、毒々しい真っ赤な花を連想して名付けられたものと思われます。そのほか、「剃刀花(かみそりばな)」、「狐花(きつねばな)」、「捨て子花」、「はっかけばばあ」などと呼ばれているそうですが、名前からすると、我が国では不吉であると忌み嫌われて、これらの名前がついたものと思われます。
 最近では、ヒガンバナも品種改良され、花の色も赤だけでなく、白色、黄色、ピンク色の花弁を持つものを見ることが出来ますが、彼岸が過ぎた途端、花が枯れますので、今のうちに花を楽しみましょう。

2009年9月28日

サルコペニア

 我が国の平均寿命は、男性が79歳、女性が85歳と言われていますが、これらの人の中には寝たきりの人もかなり含まれており、健康年齢、つまり、病気もせず健康に日常生活をしている人となると、これがぐっと下がり、男性が72,3歳、女性が77,7歳の平均75歳だそうです。その中でも、一見健康と思われている人が、歩くときつまずいたりすると、これまでは、加齢から来る現象かなと思っていましたが、実はそうではなく、太腿の筋肉が衰える「サルコペニア」という症状だということが、先日のテレビで放映されていました。
 先日の「敬老の日」の朝、NHKテレビで特集番組を見ていたところ、私が初めて聞く言葉がありましたが、それは「サルコペニア」という言葉で、その意味は「加齢に伴う筋力の低下」ということでした。テレビでは、79歳の女性が紹介されていましたが、この女性は、近くの病院で定期の健康診断を受けた際、問診に応じ「4年前頃から急に身体の衰えを感じるようになり、最近、ペットボトルの蓋を開けるのが難しくなった。また、風呂に入る際、床と風呂場に段差があるので、よく転んだりするほか、足が疲れやすい」と説明したところ、検査の結果、お医者さんから「貴女にはサルコペニアの症状が出ていますよ。」と言われてビックリしたそうです。よく高齢者が転倒して足等を骨折し、寝たきりになることを耳にしますが、その一番の原因は、実はこの「サルコペニア」だということです。人間の筋肉はしっかり鍛えていないと、30代を境に減少し、次第に自分の身体を支えきれなくなるというわけです。
 さて、この「サルコペニア」は病気ではありませんが、こんな症状があるそうです。それは、「つまずくことが多い」、「歩くとき膝が上がらない」、「足をするようにして歩く」、「一寸した段差でつまずく」、「立ち上がるときに机等に手をつく」、「重い荷物が持ち上げられなくなった」、「階段を昇り降りするのがつらい」、「1キロ以上歩くのがつらくなった」等といった症状が出たときは、「サルコペニア」を疑ってかかってよいそうです。見分ける方法としては、検査器を使って太腿の筋肉を検査するのが一番簡単で、かつ正確だそうで、太腿の筋肉が19㎏以下の人には、「サルコペニア」の症状があるという診断が下されるそうです。
 それでは、「「サルコペニア」を防ぐためにはどうすればよいかということですが、それは今ある筋肉を大事にすることで、そのためには、有酸素運動をするだけではなく、日常生活の中で、太腿の筋肉を鍛えることが大切だそうです。その方法として二つの事例が紹介されていました。その一つは、椅子に座り、片足を伸ばして足のつま先を上下に動かす運動です。そして二つ目は、椅子の後ろに立ち、両手を椅子にかけ、両足の踵を上げたり下げたりする運動です。この運動は長時間する必要はなく、短時間でもよいので、1日に数回すると、効果が出るということです。私も、早速テレビを見ながら、この運動を試みてみましたが、テレビを見たり、音楽を聴きながらやっていると、特に負担は感じないようです。私は毎日、腹筋運動、1万歩のウォーキング、自転車通勤、階段昇降等で足腰を鍛えていますが、さらに今日から「サルコペニア」を防ぐための二つの運動を追加したところです。