我が国の平均寿命は、男性が79歳、女性が85歳と言われていますが、これらの人の中には寝たきりの人もかなり含まれており、健康年齢、つまり、病気もせず健康に日常生活をしている人となると、これがぐっと下がり、男性が72,3歳、女性が77,7歳の平均75歳だそうです。その中でも、一見健康と思われている人が、歩くときつまずいたりすると、これまでは、加齢から来る現象かなと思っていましたが、実はそうではなく、太腿の筋肉が衰える「サルコペニア」という症状だということが、先日のテレビで放映されていました。
先日の「敬老の日」の朝、NHKテレビで特集番組を見ていたところ、私が初めて聞く言葉がありましたが、それは「サルコペニア」という言葉で、その意味は「加齢に伴う筋力の低下」ということでした。テレビでは、79歳の女性が紹介されていましたが、この女性は、近くの病院で定期の健康診断を受けた際、問診に応じ「4年前頃から急に身体の衰えを感じるようになり、最近、ペットボトルの蓋を開けるのが難しくなった。また、風呂に入る際、床と風呂場に段差があるので、よく転んだりするほか、足が疲れやすい」と説明したところ、検査の結果、お医者さんから「貴女にはサルコペニアの症状が出ていますよ。」と言われてビックリしたそうです。よく高齢者が転倒して足等を骨折し、寝たきりになることを耳にしますが、その一番の原因は、実はこの「サルコペニア」だということです。人間の筋肉はしっかり鍛えていないと、30代を境に減少し、次第に自分の身体を支えきれなくなるというわけです。
さて、この「サルコペニア」は病気ではありませんが、こんな症状があるそうです。それは、「つまずくことが多い」、「歩くとき膝が上がらない」、「足をするようにして歩く」、「一寸した段差でつまずく」、「立ち上がるときに机等に手をつく」、「重い荷物が持ち上げられなくなった」、「階段を昇り降りするのがつらい」、「1キロ以上歩くのがつらくなった」等といった症状が出たときは、「サルコペニア」を疑ってかかってよいそうです。見分ける方法としては、検査器を使って太腿の筋肉を検査するのが一番簡単で、かつ正確だそうで、太腿の筋肉が19㎏以下の人には、「サルコペニア」の症状があるという診断が下されるそうです。
それでは、「「サルコペニア」を防ぐためにはどうすればよいかということですが、それは今ある筋肉を大事にすることで、そのためには、有酸素運動をするだけではなく、日常生活の中で、太腿の筋肉を鍛えることが大切だそうです。その方法として二つの事例が紹介されていました。その一つは、椅子に座り、片足を伸ばして足のつま先を上下に動かす運動です。そして二つ目は、椅子の後ろに立ち、両手を椅子にかけ、両足の踵を上げたり下げたりする運動です。この運動は長時間する必要はなく、短時間でもよいので、1日に数回すると、効果が出るということです。私も、早速テレビを見ながら、この運動を試みてみましたが、テレビを見たり、音楽を聴きながらやっていると、特に負担は感じないようです。私は毎日、腹筋運動、1万歩のウォーキング、自転車通勤、階段昇降等で足腰を鍛えていますが、さらに今日から「サルコペニア」を防ぐための二つの運動を追加したところです。
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