私は、自宅からJR宮崎駅までの間を自転車で通勤していますが、その途中に、テニスコートを備えている県立高校のグランドが2箇所あります。これまでは、グランドの直ぐ傍を通っても、練習に励んでいる高校生の姿をチラッと見るだけで、特段、自転車を止めてその練習を見ること等はありませんでしたが、先日は、そのテニスコートで、思わず我が目を疑うような光景を目にしました。
それは、先日の夕方、雨が急に降り出したため、自転車をJR宮崎駅駐輪場に置き、歩いて日豊本線高架下にある道路を帰宅していたところ、元県営球場などがあるグランドの傍を通りかかった時のことです。そのグランドには、かって陸上競技場、野球場、テニスコート等の各施設があり、20数年前までは、観客が大勢押し寄せ、スポーツの殿堂となっていた場所ですが、これらの施設が全て移転したため、現在では、ある高校のグランドとして使用されている所です。傘をさして歩きながら、何気なく、道路の左側に見えるテニスコートを見たところ、8面あるテニスコートの全てのネットが張られたままになっていたのです。晴れた日ならば夕方の時間帯ですから、高校生の姿が多く見られますが、この日はあいにく雨でしたから、全くその姿を見ることが出来ませんでした。テニスコートの中を良く見ると、黄色い硬式のテニスボール3個がコート内に転がっているではありませんか。これでは、単にネットをしまい忘れただけではなく、明らかに、練習後に「後始末」をしなかったことが歴然としているのです。この光景を見て、これでは、スポーツをする前に、まず、練習する態度を変えないといけないなと、ひとり言を言いながらその場を通り過ぎたのです。
ところが、数日してからの朝出勤中、別の高校の傍を通ったとき、テニスコートを見たところ、この日も雨でしたが、なんとこの高校のテニスコートのネットも張られたままであり、なんとも無様な格好をさらした状態となっていたのです。私もかって、中学2年生まで野球部に所属していましたが、用具の取り扱いについては、特に厳しかったことを覚えています。それは終戦後の物の不足した時代でしたから無理もないことですが、練習前と終わったあとには、必ずグローブ、バット、ボールの個数確認が行われていたからです。もし、ボールが1個でも足らないと、さあ大変です。補欠の私達は顧問の先生から、それこそ目の玉が飛び出るほど怒られていたからです。従って、先輩が撃ったファールボールは決して見逃さないように目を皿のようにして見ていましたし、用具の手入れなどの「後始末」はキチンとやっていたように記憶しています。
私はこの光景を見て、二つの高校とも、練習後の「後始末」がキチンと出来ていないなと思っていたのですが、実はそうではないことがわかりました。それは、高校、大学でテニスプレーヤーだった当校の木崎指導員に聞いてみますと、どうやら現在は、ネットは練習終了後に緩めるだけで、そのままにしておくのだそうです。その理由は、少しでも練習時間を多く取るためだそうですが、それを聞いて、がっかりしたところです。やはりスポーツですから、強ければいいというものではなく、練習後のグランド整備、用具の確認など「後始末」は、時代が変わっても大事な躾ですから、指導者の方は是非見直して欲しいと願っているところです。
校長のひとり言ブログ
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