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校長のひとり言ブログ

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習性

 私は喫煙しませんのでよくわかりませんが、タバコを吸う人の様子を見ていると、緊張感から開放されほっとしたときは、ついタバコに手が伸びているようです。その証拠に、当校の職員で喫煙する人は、教習時間と教習時間の間のインターバルタイムになると、わずか10分間ですが、職員室の隣りに設けられた喫煙室で、うまそうにタバコを吸っている姿が見られます。そして、面白いことには、その職員の行動を見ていると、喫煙する場所は、喫煙室の中の階段に座る人、窓際に立つ人など様々ですが、大体決まっているようです。中には、喫煙室の外側にあるエアコン室外ユニットが設置してある狭い場所を定位置にしている人もいます。これが場合によっては便利なときもあります。例えば、当校の職員数は80人なので、昼食後の休憩時間になると、自席を離れる人があるので、容易にその姿を見つけることが出来ません。しかし、昼食時間には喫煙する人は、大概この喫煙室やその周辺にいますので、外部から職員に電話がかかってきたとき、事務員が「○○先生、いますか」と呼びかける声が聞こえてきたら、その職員の所定の場所を教えてやれば、たちどころに見つけてやることができるという訳です。このような「習性」は、人間誰でも持っておりますが、ただ本人が気づいていないだけのようです。実は私もその「習性」があるのではないかと思い、考えてみたところ、色々ありました。
 その一つは、履物を履くときの「習性」です。普段は何気なく、スリッパや靴を履いたりしていますが、先日、自宅で庭に出るとき、玄関先に置いてあるスリッパを履こうとしたとき、頭の中に、この「習性」のことがひらめきました。つまり、私は、どちらの足から先にスリッパを履くかということですが、スリッパに足を入れてから、私のスリッパを履くときの「習性」は、左足から先に入れることに気づいたのです。この他、靴を履いたり、靴下を履いたり、脱いだりするとき等、私の場合、全て左足が先だということがわかりました。このことは、今まで全く気づいていませんでしたが、よく考えてみますと、元々私は母親譲りの左利きだったので、行動する際、全て左が先になったのかもしれません。
 その二つは、電車に乗る際の乗車位置です。私は通勤にJRの電車を利用していますが、朝は、JR宮崎駅が始発駅ですから、2両編成の車両のうち、先頭車両の一番後ろの席に決めています。これはこの電車はワンマンカーになっていますので、後ろの車両に乗っていますと、無人駅の山之口駅で降りるとき、わざわざ先頭車両まで行かなければならず、面倒ですから、先頭車両に乗ることにしているのです。それでは、先頭車両の中でも、一番前の席が良いのではないかという考えもありますが、4年前、福知山線事故があったとき、先頭車両搭乗者のうち、車両の前半分に座っていた人の多くが犠牲者になりましたので、それ以来、先頭車両の中でも後部の席に座ることにしているのです。
 そのほか、私には車を運転する場合、「習性」があります。それは「呼称運転する」という「習性」です。私は、約50年前に普通車の運転免許を取得しましたが、その際、指導員から、「これだけは是非実行してください」と教えてもらったのが、この「呼称運転」です。この言葉は、もともと国鉄(現在のJR)で使われ始めたものですが、その当時から、自動車を運転する場合にも役立つということで、自動車学校でも実行されていたわけです。50年間運転していて、1件の加害事故を起こしたことがありませんが、これも指導員の言葉を忠実に守ったおかげで、「呼称運転」が私の身体に染み付き、「習性」になったものと感謝しています。