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校長のひとり言ブログ

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なぜ?

 私の妻の母は、大正8年2月1日が誕生日ですから、今年91歳になりました。義父が7年前に亡くなり、実家で一人住まいをしていますが、高齢と永年の農作業、それに骨粗鬆のため、腰がエビのように曲がっていますので、今では杖なしでは歩けない状態になっています。そこで、私達は、1週間分の食料買い求めと義母の話し相手をするため、毎週妻の実家に帰省することにしています。義母は、腰こそ曲がっていますが、目や耳は健康ですし、特に、頭の方は全くボケの症状がないどころか、むしろ私達より記憶力が良いようです。おそらくそれは、日頃から新聞は丹念に読みますし、テレビやラジオでニュースは欠かさず見ているほか、何十年も日記を書いていますので、そのせいではないかと思われます。また、新聞等を読んでいるせいか、横文字でも結構内容を理解しているようです。私がびっくりしたのは、大相撲のテレビを見ていた時、グルジア国出身の栃ノ心関が画面に映し出されたところ、それを見ていた義母が、「この相撲さんはイケメンね。」と言ったからです。思わず、私はエッとびっくりし、義母の方を振り返ったほどでした。このようなことはまだ日常茶飯事で、色の明暗を現すときに使う「コントラスト」等、たくさんの横文字を知っており、内容を理解してうまく使い分けている「ハイカラばあさん」なのです。 
 先日の日曜日に帰省した時は、丁度、前日にチリで大地震が発生し、日本に大津波が押し寄せるという情報があり、どのテレビのチャンネルを回しても、その津波関係の映像ばかりで、義母が楽しみにしていたNHKテレビ「のど自慢」は放映されませんでした。仕方がありませんので、私は義母と一緒に炬燵に入ってテレビを見ていたところ、テレビでは、専門家が津波の起こるメカニズムを説明していましたが、それを見ていた義母が「なぜ、海の波は起こるのだろうか。」と私に聞いてきたのです。私は予想していないその質問にびっくりし、考えてみましたが、即座に思い当たる回答が出て来ません。 
 そこで、回答を保留し、早速自宅に帰ってパソコンで調べてみたところ、やはり同じ疑問を持つ人が多いのか、その質問に答える内容がありました。それによると波が起こる要因は、「風と月の引力」の二つだそうです。そのうち「風」ですが、地球を取り巻く大気は太陽の光を浴びれば温められ、夜になると急激に冷えます。その結果、大気の多い方から少ない方へ大気が移動するという現象が起こるのですが、この流れが「風」で、この風の力の影響を受けて波が起こるのだそうです。また、海水は「月の引力」に影響を受けており、引力が大きい海面は海水面が上昇、少ない海面は海面が低くなり、このときに生じる海水の流れが波を起こしているのだそうです。そういえば、台風の時は波も高いし、天気予報で等圧線が狭い時は、強風注意報が出されるほか、波も高くなって注意報や警報が出されています。 
 その結果を早速、妻を通じて義母に知らせたところ、義母の返事は、「ありがとう。これでゆっくり眠れるわ」ということだったそうです。このやり取りを聞き、私達夫婦は大笑いして1件落着しましたが、さあ、次はどんな「なぜ?」の質問が飛び出すか、恐怖?でもあり、楽しみでもあります。