タイヤの交換
私は、ほとんど毎日のように車を運転していますが、ここ10年の間、走行中に車のタイヤがパンクしたということは一度もありません。30年位前までは、走行中にタイヤがパンクし、タイヤを交換することは度々ありましたが、それが少なくなったのは、やはり道路が舗装されたせいではないかと思われます。
さて、車がパンクした時のタイヤの交換方法について、指定自動車学校においては、第2段階の学科教習項目10「自動車の保守管理」の中で、細かに教えています。それによると、タイヤの交換方法では「パンクなどでタイヤを取りかえるときは、出来るだけ道路外(駐車場・空き地)か、やむを得ない時は道路左端の、交通の邪魔にならない場所で行いましょう。また、平らで固い路面を選びましょう。同乗者や思い荷物を下ろすことも忘れずに。」となっています。私も、これまでこのやり方でパンクしたタイヤを交換していましたし、今まで見かけたドライバーもほとんどがこのやり方でしたが、先日見かけた初心運転者のやり方は、この方法と異なるやり方で、ビックリというより驚いたことがあります。
それは、先日の夕方、買い物のため車を運転してスーパーに行く途中でした。私が住んでいる団地のすぐ下の道路は、宮崎市内から西都市に通じる片道1車線の県道となっており、夕方ともなると、宮崎市内から出る車と市内に入って来る車で混雑するところです。団地入り口の交差点を過ぎ、しばらく走ったところ、私の方から見ればやや右カーブになっている個所がありますが、その道路の反対車線に1台の軽自動車が停止しており、そのため後続の車が中央線を越え、私が走行している車線に進路を変える様子が見えたのです。
私はその車が非常灯を点灯しているところから、故障かそれとも交通事故のため停止しているのかなと思いながら、その車に近づいたところ、なんと、軽自動車の下にジャッキの姿が見えたので、そこで初めてその車がタイヤ交換のため停車していることが分かったのです。しかし、止まっている場所は、1車線しかない道路のほぼ真ん中付近で、交換しているタイヤは左前のタイヤのようでした。ジャッキを操作していたのは20歳前後の若い男性で、フロントガラスには若葉マークが付いていましたから、初心運転者だとわかったのですが、それにしてもひどいやり方です。後続車の迷惑など全く考えないで、一人黙々とジャッキを操作している姿には驚くとともに、唖然とした次第です。
よほど、その若者に注意しようかと思ったのですが、バックミラーを見ると、私の車の後にも数台の車の姿が見えましたので、そのままその場所を通り過ぎたのですが、案の定、反対車線は、その場所から約2キロ位は車が数珠つなぎになっており、どの運転者も「何があったのかな?」という不安げな表情でした。もし、渋滞の原因が、不心得な運転者のタイヤの交換と知ったら、おそらくどの運転者も腹を立てるか、場合によってはトラブルの原因になるものと思われます。
この初心運転者は、自動車学校で「タイヤの交換方法」を教えてもらったが、ひょっとすると、パンクした時のタイヤの交換をする場所を失念していたのかもしれません。現代の若者の中には、ゆとり教育の影響か、事細かに教えないと実行できない人が多いということですから、この点を考え、教習生が理解したかどうか必ず確認するようにしましょう。



