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校長のひとり言ブログ

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ハンカチ

 私は朝出勤する際、「財布」、「携帯電話」等と持っていく物を声に出し、目で確認していますが、その中にはもちろん「ハンカチ」も含まれています。日本人にとって「ハンカチ」は、外出する際の携帯品に欠かせない物の一つですが、外国ではどうでしょうか。「ハンカチ」は、英語のハンケチーフの略ですから、私は当然、アメリカでも、日本と同じように「ハンカチ」を使う習慣があるものと思っていたところ、先日見たテレビでは、「アメリカはハンカチを使う習慣がない」ということを知り、びっくりしたところです。
 そのテレビは、アメリカで生まれ育った日本人の高校生が、洗った手を拭く際、クラスメートに「ハンカチ」の使用をすすめている様子が放映されていました。なぜ、この女子高校生が「ハンカチ」の使用をすすめているかというと、アメリカでは、洗面所で手を洗った時、濡れた手を拭くのは、「ハンカチ」ではなく、使い捨てのペーパータオルだからです。その量は私達が想像している以上に多く、たちまち使い捨てのペーパータオルが満杯になるほどなのです。この光景をいつも見ていたその日本人女子高校生は、資源保護のため、なんとか良い方法はないものかと考えていたところ、たまたま日本に旅行した時、日本人が常に「ハンカチ」を持ち歩いていることを知り、その普及を考え付いたということです。
 さっそく、インターネットで日本のハンカチ製造業者を調べ、アメリカで「ハンカチ」の使用を普及させたい旨を告げると、業者から3、000枚の「ハンカチ」が届き、ハイスクールの友達に無償で配布したということです。しかしながら、当初同級生は手を洗った時、「ハンカチ」を使っていましたが、子供の時からその習慣がないためか、段々使用する人が少なくなったそうです。そこで、この女子高校生は、子供の時から「ハンカチ」の使用を習慣づけるため、近くの小学校に働きかけているということでしたが、はたして功を奏するかは、今後の状況を見なければならないようです。
さて、私達は何気なく「ハンカチ」を持ち歩いていますが、調べてみると、「ハンカチ」の語源は、15世紀頃、フランスの船乗りが日除けのために被っていた麻布を持ち帰ったことが始まりと言われ、百科事典には、主に身だしなみとして用いられるもので、通常は四辺を一にする正方形の布のことと書いてあります。その起源は、紀元前3000年頃のエジプト文明の頃には存在していたということです。この「ハンカチ」は、身分の高い人の持ち物の一つで、その形状は、円形や長方形等様々でしたが、現在のように正方形になったのは、フランスのルイ16世王妃マリー・アントワネットが規格として統一したということです。
 「ハンカチ」の使い方も、日本では濡れた手を拭くだけでなく、汗を拭くときなどにも使われていますが、ヨーロッパでは、鼻をかむときなどにも使われているということですから、国によって使い方もいろいろあるようです。アメリカで「ハンカチ」を使用する習慣がないのは、日本のように湿気がないことと、公共の施設には必ず使い捨てのペーパータオルがあること等が主な理由のようですが、日本人にとっては、「ハンカチ」は常に持ち歩く携帯品の一つですから、日本から「ハンカチ」が無くなることはまずないと思われます。