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校長のひとり言ブログ

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梅干

 職場で私の右隣に座っている甲斐副校長の昼食は、奥様お手製の弁当ですが、その弁当の真ん中には、ほぼ毎日のように美味しそうな真っ赤な「梅干」が入っています。振り返ってみると、私の小学校や中学校の頃の弁当にも、この「梅干」は必ず入っており、私達はそれを「日の丸弁当」と言っていましたが、遠足や運動会のときのおにぎりの中に入っている「梅干」は、酸っぱいけれども美味しさがあり、おにぎりには欠かせない食べ物で、年中食べていたような記憶があります。
 その「梅干」とは、梅の果実を塩漬けにした後に日干ししたもので、漬物の一種だということですが、効用として、「唾液の分泌を促す」、「疲労回復などの薬効」、「解熱」、「抗菌、防腐」などがありますが、なんといっても夏バテ防止にはもってこいの食べ物で、今や私の朝食には欠かせないものとなっています。
 最近、その「梅干」は、もっぱらスーパー等で買い求めていましたが、今年の5月中旬ごろ、ゴルフ仲間のKさんから、「今年は梅を40K位漬けた」と言う話を聞いたのです。聞けばKさんは毎年知り合いの所から梅をもらい、10年位から自分で「梅干」を作っているということでした。 私は、今まで、「梅干」を作った経験はありませんでしたが、Kさんの話を聞いてみると楽しそうでしたから、今年は「梅干」作りにチャレンジしてみようという気になったのです。幸い、妻の実家には樹齢60年位の梅の樹があり、毎年たくさんの実をつけていますが、熟した梅の実がボタボタと落ちていることを知っていましたので、義母の了解を得て、「梅干」の材料となる梅の実を調達することにしたのです。
 さて、その「梅干」の漬け方ですが、友達の話等を参考にしながら、次の要領で挑戦してみました。まず、梅は洗って一夜漬けにし、翌日、竹の串で梅の蔕(へた)を取り除きました。蔕には汚れが付いており、これを取っておかないとカビの原因となるのだそうです。蔕を取った梅は、1個ずつ丁寧に布巾で拭きとって漬物用のポリバケツに入れ、約400グラムの塩を入れてまぶしたあと、5キロの重しを載せました。そのままの状態にしていると、やがて白い梅酢が浮き上がってきますので、1週間後にその白い梅酢を捨て、次は赤シソを入れるのですが、聞くところによると、シソは揉む人によってシソ独特の赤い色が出ないということでした。そこで、今回は不安でしたから、市販の赤シソと赤梅酢を使い、梅と赤シソを交互に入れ、それに35度の焼酎約300ミリと梅酢を入れましたが、焼酎を使ったのは、カビ防止のためです。
 これらの作業は6月10日ごろに終わり、そのまま梅雨が明けるのを待っていたところ、ようやく7月20日に南九州に梅雨明け宣言が出されましたので、土用干しが終わり、晴れが続いた7月31日に漬けていた梅と赤シソを取り出し、ざるに広げて4日間、天日干しにしたのです。私が子供の頃、実母が漬けていた「梅干」は、このような天日干しはしていなかったようですが、調べてみますと、天日干しをすると、カビの心配が皆無になるほか、梅の皮が軟らかくなり、手触りも滑らかになり、梅の果肉と種の離れ具合が良くなるのだそうです。
 さらに、天日干しが終わった梅と赤シソは再び梅酢の中に入れましたが、これで「梅干」漬けは無事完了しました。しばらくこのままの状態で保存したあと、8月10日ごろ試食してみたところ、思ったより塩辛くなかったので、現在では毎朝食べています。真っ赤な「梅干し」は見ただけで食欲が増しますので、どうやら今年の夏はバテずに済みそうです。今年の経験を活かし、来年はもっとおいしい「梅干」作りに挑戦したいと考えているところです。