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校長のひとり言ブログ

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五月病

  私は毎朝、ラジオを聴きながら散歩していますが、その内容を聴いていると、約7割は健康に関するものです。例えば、今年の4月から5月初めにかけ、焼肉店で生肉のユッケを食べた人が食中毒症にかかったときは、連日のように食中毒に関する放送がなされていましたが、5月のゴールデンウィークが終わった途端、「5月病」に関するものが多くなってきました。それは、我が国においては、例年、入学や入社等により、大きく生活環境が変化した人の中に、新しい生活や環境に適応できないまま、ゴールデンウィーク中に疲れが一気に噴き出し、ゴールデンウィーク明け頃から、理由不明の身体や心の不調を訴える人が多くなるからです。この「五月病」は、正式な病名ではなく、医学的な診断名は「適応障害」だそうです。
 もともと、この言葉は、東京大学の駒場キャンパスで使われていたもので、例年、厳しい受験競争を勝ち抜き入学を果たした新入生が、5月のゴールデンウィーク明け頃から、目標を失って無気力に陥り、登校拒否の状態になったり、退学に追い込まれる学生が急増し、その時期が5月であることから、いつしか、学生や教職員の間にこの言葉が生まれたものだそうです。現在では、学生だけでなく、この時期、新入社員の中にも不安や憂鬱症状を訴える人が多く見られることから、一般的には、新しい環境になった人が、少し時間が経った時点で、新しい環境に馴染めなかったり、夢と現実のギャップにショックを受けたり、入学や入社等大きな目標を達成したことによる燃え尽き症候群の結果、無気力・無関心・無感動・うつ・めまい等の症状に陥ることを「五月病」というのだそうです。
 さて、当校でも今年の4月、6名の新入社員がありました。18歳から21歳までの女性ですが、職種は事務員、指導員見習いと異なっており、各種の研修等を終え、現在はそれぞれ与えられた仕事を懸命に覚えているといった状態です。その彼女達の仕事の様子を毎日見ていますが、今のところ、研修で会得した笑顔は絶えませんし、お客さんとの応対や電話応対はまずまずのようであり、心配していた「五月病」の症状は見当たりませんので、少しほっとしているところです。
 しかしながら、当校を訪れる人は、運転免許を取りたい人ばかりではなく、高齢者講習の受講者もいる等応対する相手の年齢層はさまざまです。そのほか、電話による入校等の問い合わせ、各証明書の作成準備、運転免許課に対する報告等さまざまな事務がありますが、新入社員が一番緊張するのは、やはり、電話の応対のようです。電話のベルが鳴ると、一瞬びっくりした顔つきになり、電話を取ろうかどうしようかと躊躇している様子が垣間見られますが、この状態も後しばらくすると見られなくなると思います。それは例年の新入社員を見ていると、毎年同じ状態だからです。新入社員の中には、「自分は、他の人と同じように出来るだろうか」と心配する人がいると思いますが、その点は全く必要ありません。新入社員ですから最初からうまくいくはずがなく、電話の応対や書類の作成でミスをすることは、どの先輩社員も経験していることです。したがって、一度失敗したからといって、クヨクヨしせず、そのような時は、「気持ちや気分を切り替えれリフレッシュすること」と「一人で悩まずに、友達や先輩にグチをこぼしたり、相談をすること」をお勧めします。「五月病」は一過性のものですから、さわやかな笑顔で、全員力を合わせて乗り切りましょう。