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校長のひとり言ブログ

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勝負勘

 先日の朝、生島ヒロシの「おはよう一直線」というラジオ番組を聞いていたところ、クレディセゾン社長である林野宏(りんのひろし)さんという人が出演していました。林野社長は、事実上倒産していた会社を日本一のカード会社にまでした才覚溢れる経営者で、最近ベストセラーとなっている「運とツキの法則」という本の著者ですが、その林野社長が「運とツキ」に関して「勝負勘」という話をしていました。それによると、人間は人生の中で、誰でも「運とツキ」を持ち備えており、本人がそれに気づかないでいるため、みすみすそのチャンスを見逃してしまうのだそうです。その「運とツキ」を捉えることが出来るかどうかは、「勝負勘」に左右され、その例として次の二つが紹介されていました。
 その一つは、プロ野球の投手に関する「勝負勘」でした。プロ野球には一流投手、二流投手といわれる選手がいますが、その違いは、撃たれない、つまり相手チームに点数を与えない投手が一流選手で、逆に撃たれて相手チームに点を与える投手はニ流投手だということです。誠に簡単な説明の仕方ですが、私が聞いた限りでは非常に的を得た解説でした。それでは、なぜ投手が打たれるかということですが、これは「勝負勘」、つまり野球では「投球術」と呼ばれています。投手は、バッターが予想していない球を投げたり、あるいは、コースを投げ分ければ、撃たれなかったり、撃たれたとしても、ホームランではなく、ヒットで済むのだそうです。従って、例えスピードは140キロ前後であっても、相手打者を抑えることは出来るということなので、日本のプロ野球投手も「投球術」という「勝負勘」を会得してほしいということでした。
 その二つは、自分の周りを見て、少しでも努力している人がいたら、その人の仕事ぶりをまねて自分も努力してほしいということでした。林野社長の説明によると、順調に業績が伸びている会社の中には、他の社員より少しですが努力している人が必ずいるそうです。そのような人を見つけるのが経営者の重要な仕事になるわけですが、一方社員にとっては、そのような人を見つけるのが「勝負勘」だそうです。少し努力している人は、やがて経営者から褒められ、給料が上がったり、昇進したりするわけですが、このような人が会社内にいることを見つけたら、先ず、勇気を出してその人のマネをしてみることだそうです。そうすると、経営者から褒められ、業績も上がり、さらには、自分自身にやる気が出てくるそうです。
 この話を聞いているうち、「おや、どこかで聞いたような話だな」と感じましたが、そうです。当校の黒木指導員の仕事ぶりと全く同じものでした。黒木指導員は、担当している生徒さんの進捗状況をこまめに保護者に電話連絡し、その結果、保護者や生徒さんからは信頼され、営業面でも目を見張る活躍を見せているからです。このようなこまめな連絡はたやすいことなのですが、いざ実行するとなると、長続きしないものです。黒木指導員は、コツコツとこの活動を続け、社長がその努力を認めて研修等で紹介したわけですが、本人はもちろん、仕事に対するヤル気が出てきましたし、他の職員にも大きく影響しているようです。
 こうした一職員の少しの努力の結果が、職員の資質の向上や会社の業績アップにつながるわけですから、私達も少し努力する「勝負勘」を是非身につけましょう。