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校長のひとり言ブログ

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2011年8月 アーカイブ

2011年8月 1日

脳梗塞part2

  今年、日本列島はどこも例年より早く梅雨明け宣言があり、連日、30度を超す猛暑が続いており、この様子だと、昨年に引き続き2年連続の暑い夏になりそうです。それに加えて、今年は東日本大震災時の津波により、東京電力福島第一原子力発電所の電源施設が破壊し、それによる影響で放射能が外部に漏れ、未だ復旧の見込みがなく、全国的に節電が叫ばれています。その猛暑と節電の影響でしょうか、熱中症等で救急車により搬送される患者は、鰻上りに増加しているということです。その中でも、熱中症より怖いのが「脳梗塞」です。「脳梗塞」というと、冬場に多い病気というイメージがありますが、国立循環器病センターの調べによると、ここ3年の間、6月から8月にかけ、1,482人の「脳梗塞」患者が搬送されているそうで、そのため、この時期にテレビやラジオ、新聞等で毎日のように「脳梗塞」のことが報道されています。
 さて、その「脳梗塞」ですが、脳の血管が詰まる病気で、血のかたまり、つまり血栓が出来て血管がふさがり、血液を通じてその先の脳細胞に酸素や栄養を運ぶことが出来なくなるために、脳がダメージを受ける病気です。例え熱中症になったとしても、生命の危険性は低いようですが、「脳梗塞」という病気は時間との勝負で、早期の治療がその後の運命を分けるとまで言われています。
 それでは、「脳梗塞」の原因は何かということですが、調べたところ、そのほとんどは「動脈硬化」によるものだそうです。さらに「動脈硬化」の原因はというと、それは「高血圧」、「高脂血症」、「糖尿病」、「肥満」等のいわゆる生活習慣病と呼ばれ、私達の生活に大きく関わりあっているものだということです。したがって、酒やビール等のアルコール類やコーヒーは、利尿作用がありますので、これらを飲み過ぎると、血液がドロドロになり、血栓が出来やすいということです。さらに驚いたことには、長風呂が趣味だという人がいますが、長風呂も血栓が出来やすいということですから、十分注意しましょう。
 「脳梗塞」の前兆としては、患者2~3人に一人の割合で、「手足に力が入らない」、「重いめまいがする」、「いつもはない激しい頭痛がする」、「ろれつが回らない」、「言葉が一瞬、出て来なくなる」、「物が二重に見える」、「物を落とす」といった症状が現れる場合があるそうです。これは「一過性脳虚血性発作」と呼ばれ、小さな血栓が一時的に血管を詰まらせることで起こる症状ですが、このような症状が出るのは全体のおよそ3割以下ですから、「脳梗塞は、何の前触れもなく、突然起きるのが普通である」ということを知っておく必要があるようです。
 猛暑のこの時期、「脳梗塞」を防ぐための対策として最も効果的なのは、こまめな水分の補給だそうです。朝起きたらまずコップに水一杯、そして寝る前にコップ一杯という具合にこまめに水分を補給することが大切だそうです。そしてもっとも大事なことは、もし「脳梗塞」の前触れなりの症状が見られたときは、即座に救急車を呼ぶことだということです。発作があって2時間以内なら命が助かる可能性が高くなりますが、4時間を超えると、もし助かったとしても、後遺症が残るということですから、お互い健康管理には気をつけ、今夜も寝る前にコップ一杯の水を飲みましょう。

2011年8月 8日

イチジク

 先日就寝中、ふと目が覚めたので枕許の時計を見たところ、時計の針は午前3時を指していました。それを見て、まだあと2時間位は寝れるなと思いながら、しばらく目をつぶっていましたが、なかなか寝付かれず、かえって目が覚めてしまったので、ラジオを聞くことにしました。ラジオでは、丁度、深夜放送の音楽が流れていましたが、女性アナウンサーから「イチジクという果物は、漢字で『無花果』と書きます。さて、イチジクには花が咲くか、それとも咲かないでしょうか。正解は1曲の後に発表します。」という問題が出されたのです。私は音楽を聞きながら、子供の頃、実家の庭先にあった「イチジク」を思い出しながら、どんな花だったかなと考えてみたのです。しかしながら、「イチジク」という果物は、好んで食べた物ではありませんでしたから、どんな花が咲いていたかはどうしても思い出せません。そこで、昔の人がこの果物を見て、当て字で「無花果」と読ませる位ですから、「イチジク」には、花は咲かないと思ったのです。
 やがて、音楽が終わり、アナウンサーから聞こえてきたのは、「正解は花が咲く」でした。私は思わず「ええっ、花が咲くのか。しかし、どんな花だったかな。」と考えていたところ、すかさず、アナウンサーが「おそらくその花がどんなものか知らない人が多いと思います。『イチジク』は実の中に小さな花を付けるため、外からは確認できないのです。果実を半分に切ると、赤い粒々がたくさん詰まっています。あれが花です。」と説明したのです。ちなみに、「イチジク」という名前の由来は、毎日一つずつ熟すことから、「一熟」→「イチジク」となったという説やひと月で実が熟すため、「一熟」→「イチジク」という説があることも付け加えて解説してくれました。
 さて、その「イチジク」ですが、その歴史を調べてみると、古代エジプトの壁画にもブドウとともに描かれており、さらに旧約聖書にも数多く登場する果物で、あのアダムとイブが裸を隠すのに使ったのも「イチジク」の葉だそうです。はるか昔にアラビア半島で誕生した「イチジク」は、その後ヨーロッパからペルシャ、中国へと伝わり、日本へは中国から長崎に伝わったということだそうです。当初、薬用として栽培されていましたが、品種改良されて食用として親しまれるようになったということです。
 その「イチジク」の効能ですが、色々な効用があるようです。まず、「イチジク」は比較的カリウムを含んでいますが、カリウムは血圧を下げる効能があるので、高血圧や動脈硬化などの防止に役立っているそうです。そのほか、便秘改善やイボ取り等の民間療法にも使われているということです。そういえば、子供の頃、「イチジク」の茎を切断すると白い液体が出るので、それを手や足に出来たイボに塗り付け除去した記憶があります。
 現在、「イチジク」は全国各地で栽培されていますが、その中でも生産量が多いのは、愛知県、和歌山県、兵庫県、福岡県等で、品種としては、国内販売の約8割を占める「桝井トーフイン」や「蓬莱柿(ほうらいし)」「とよみつひめ」等があるそうです。「イチジク」は、子供の頃食べた物と違い、大幅に品種改良され、現在栽培されている「イチジク」のほとんどは、適度な甘みとほのかな酸味があるということです。8月中旬ごろから全国各地に出回るということですから、今年の夏は、是非「イチジク」を食べてみましょう。

2011年8月15日

 今年の九州南部地方の梅雨は、平年より1カ月近くも早く梅雨明け宣言がありましたが、その影響でしょうか、庭の草も今年は一段と成長が早いようです。例年、この時期は庭の草が伸びますので、朝の涼しい時間帯を利用して草取りをしていますが、私にとって最大の難関は、「蚊」に刺されることです。昨年までは、朝の散歩が終わって、庭の草取り作業を始めていると、数分もしないうちに「ブ~ン」という音が聞こえ、「スワッ、B-29の襲来か」と思う間もなく、手や足にチクッとした痛みが来て、やがて「蚊」に刺された部分が痒くなっていました。無理もありません。この時期、私が作業する時の服装は、半そでシャツに半ズボンだったからです。そこで、今年は「蚊」に刺されないため、「蚊」はどんな生き物かをあらかじめ調べ、その対策として、朝の散歩が終わったら、汗を拭いて白の長そでシャツに白のズボン、そして帽子をかぶり、マスクをして顔はタオルで覆うというスタイルに変身し、なおかつ、風上には蚊取り線香を焚いてから作業をするようにしたところ、今年は「蚊」に刺されることが大幅に減りました。私にとって憎い「蚊」ですが、文献で調べた結果、「蚊」の意外な生態がわかりました。
 先ず、その一つは、我が国には人間の血を吸う「蚊」が10種類ほど存在し、本州にいるのはヤブ蚊のヒトスジシマカ、屋内を好むのはアカイエカ、地下街に多いのはチカイエカだそうです。
 その二つは、「蚊」はなぜ吸血し、そしてなぜ人がいるところがわかるかということです。「蚊」が人の血を吸うのはメスが卵を産むために栄養を取るときだけで、「蚊」のオスは、樹液や花の蜜で栄養をとっているということです。また、「蚊」の身体には様々なセンサーがあり、あごひげにあるセンサーで人の息に含まれる二酸化炭素(CO2)を察知したり、体温を察知したりして近づき、さらにセンサーの超音波で、人の血管の中を流れる血を察知し、針を血管に刺すのだそうです。それが事実かどうか、先日、私の腕にとまった「蚊」の動きを見ていたところ、見事に私の血管の上にとまり、吸血を始めようとしたので、手でたたいて「蚊」を叩き殺しましたが、これで裏付けが出来たようです。
 その三つは、「蚊」に刺されやすい人はどんな人かということです。先ず「汗かきの人」は狙われますが、それは汗かきの人は、二酸化炭素(CO2 )や臭いで感知されるそうです。次に「飲酒した人」も狙われます。これは「蚊」がCO2や高い体温に反応するからだそうです。逆に刺されにくい人は、「白っぽい服の人」だそうです。これは「蚊」は黒など位色の服は好みますが、白っぽい服の人には寄りつかないということです。さらに、意外なのは「お年寄り」には寄りつかないということです。これは新陳代謝のいい若者や子供は狙われやすいが、お年寄りには寄り付かないということです。そのほか、昔から血液型が「O型」の人は刺されやすいと言われていますが、これはいろいろ説があり、研究の余地があり、まだ我が国においては不確定だということです。
 こうして文献を調べてみると、日頃私達が知らないことがたくさんあるものです。最後になりましたが、漢字では「蚊」と書きますが、その名前の由来については各説があるようです。その中でも有力なのは、「蚊」が飛んできたときのあの「ブ~ン」という羽音からきたという説だそうです。それにしても、昔の人はロマンチックな名前を付けたものです。

2011年8月22日

川下り

 先日、静岡県浜松市を流れる天竜川で、川下り舟が転覆し、乗船していた客21人と船頭2人が水中に投げ出され、5人が死亡する事故が発生しました。この日の天竜川は水量も普通で、比較的穏やかな流れでしたが、唯一、転覆した付近だけが急流だったということです。転覆した川舟は、その急流を通過しようとした際、渦に舵を取られ、船首部分が岩壁にぶっつかった後、船尾から浸水し転覆したということです。この事故の原因は、まだ明らかにされていませんが、問題は、一人の幼児を除いては、客が船に備え付けられた救命胴衣を付けていなかったことです。船頭の話によると、出発前、「暑いので置いておいてください。」と説明したそうですが、これまで転覆という最悪の事態がなかったことから、つい油断して安全対策を怠ったものと思われます。
 さて、テレビでこの事故の報道を見た瞬間、50数年前の出来事が、フラッシュバックして私の脳裏に浮かび上がってきました。それは、私も舟遊びをしていて舟が転覆し、危うく命を失いそうになったことがあるからです。その事故が発生したのは、私が中学3年生になった5月頃でした。その日は休みで、近くの広場で、4歳下になる弟や近所の年下の子供達5人を集めて瓦投げという遊びをしていましたが、飽きてしまい、次はどんな遊びをしようかなと考えたのです。そこで思いついたのが「舟遊び」です。私が生まれ育った本庄町(現在国富町)には、大淀川の支流である本庄川が流れており、今でこそダムのため水量が少なくなっていますが、江戸時代は、千石船が行き来したという所で、川幅も広く、ウナギやアユ等の川魚が多くとれ、そのため、川舟が5艘位、いつも川岸に係留されていましたので、それに乗って舟遊びをしようと考えたのです。
 近所の子供達を舟に乗せ、年長の私が竿を握ってしばらくの間、川岸付近を乗り回ししていましたが、それも飽き、私の頭の中に「川下り」をしてみようという考えが浮かんだのです。そこで、私より一つ年下のI君に「川下りしてみようか。」と提案したのです。すると、I君も即座に賛成してくれたので、私が舟の最後尾で竹竿を握り、「川下り」を始めたのです。その日は前日に降った雨の影響で、普段よりやや多めの水量でしたが、舟は流れに従ってスムーズに川を下り始めたのです。約500メートル位川を下ったところで、ふと前方50メートル位先を見たところ、川の真ん中付近がくぼみ、急流になっている所があるのに気づいたのです。 その急流を見た瞬間、私は「このまま急流を下ったら、杭に衝突して舟が転覆するかもしれない。」という予感がしたのです。それは、急流の先には堤防を補強する杭が立ち並んでおり、そのために川の流れは直角に左に曲がっていたからです。私の竿使いの技量では、おそらく杭に衝突するかも知れず、そうなった場合、まだ小学生の子供達がおぼれる危険性があったからです。
 そこで、急遽、近くにあった中州に子供達を降ろし、私が船尾で竿を使い、I君を乗せて急流を下り始めたのです。増水のため、川の流れは予想以上に速く、あっという間に舟は進み、目の前に杭の姿が見えたので、竿を使って舟の向きを左に変えようとしましたが間に合わず、舟の右横部分が杭に衝突し、私達二人はもんどりうって川に投げ出されたのです。しかしながら、私達は日頃から川遊びには慣れていましたから、すぐ浮き上がり、何とか岸にたどり着くことが出来たのです。
 その後、中州に残されていた子供達を助けたので、幸い犠牲者が出ませんでしたが、もし、そのまま急流を下っていたらと思うと、今でもゾッとする思いがします。おそらく、この時のショックは一生、私の脳裏から消え去ることはないでしょう。

2011年8月29日

糖尿病

 先日、二枚目俳優として活躍した竹脇無我さんが小脳出血のため死去されました。享年67歳だったそうです。死因は脳出血ですが、竹脇さんは長年「糖尿病」のため入退院を繰り返していたということであり、結果的には、この「糖尿病」が命取りになったようです。「糖尿病」といえば、私の実父も70歳で旅立ちましたが、死因は「動脈りゅう破裂」だったものの、真の死因は「糖尿病」でした。遺体は白菊会に献体しましたが、後日、解剖した医師から「末期の肝硬変も併発されていましたが、タバコが好きだったのですか」ということを聞きましたが、実父は煙草も酒も全く駄目でした。「糖尿病」は自覚症状がなく、直接の死因になることがないので、例え、「糖尿病」と診断されても、軽く考えがちですが、本当は、他の病気を併発する恐ろしい病気だということです。
 さて、「糖尿病」は一般的には名前が広く知られている生活習慣病の一つですが、我が国における患者数はおよそ740万人、成人の6人に1人は「糖尿病」の患者だそうです。これに境界型糖尿病の予備軍を含めると患者数は1,620万人、実に、成人の3人に1人が「糖尿病患者及び予備軍」という驚きの結果が出ているようです。
 なぜ、我が国において「糖尿病」の患者数が多いかということですが、その一つはライフスタイルの変化で、車の過剰な使用による運動不足があるからです。車はどこまでも行けますし、便利な乗り物ですが、その結果、慢性的な運動不足を引き起こしやすくなり、血中のブドウ糖をエネルギーに変えることが出来なくなって、病気になるということです。また、「糖尿病」と食事は切っても切れない関係にあります。我が国も戦後の経済発展の中で食生活が変化し、欧米型の食生活をするようになり、これが脂肪分や糖分の取り過ぎになって「糖尿病」患者の増加につながっているということです。そして、最近明らかになったのは、遺伝的に日本人を含めアジア人は「糖尿病」を発症しやすいということです。未だ詳しい要因等については不明なところもありますが、考えられるのは、アジア人は欧米人に比べると、内臓脂肪がつきやすいということだそうです。
 この「糖尿病」について、先日、魚介類を多く食べる男性は、「糖尿病」になるリスクが低いことが、国立がんセンター等による追跡調査で判明したことが報道されました。それは、岩手、東京、長野等の男女を対象に5年間にわたり調査したところ、このうち971人が「糖尿病」になったそうです。その人達を魚介類の摂取量によって4グループに分けたところ、男性の場合、1日当たり約172グラムを摂取した人達の「糖尿病」になるリスクは、摂取量が低い人に比べ、約3割低く、しかもアジやイワシ等の小・中型魚やサケ、サンマ等魚油の多い魚を多く食べた方が「糖尿病」になりにくいということがわかったそうです。これは、魚油に含まれているDHA(ドコサヘキサン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)といった不飽和脂肪酸等が、血糖値を下げるインスリンの分泌を促すためと考えられているそうです。
 私も実父と同じ体質をしていますから、「糖尿病」が心配ですが、今のところ、血糖値も正常です。しかしながら、「糖尿病」は、遺伝、食生活の乱れ、運動不足、肥満、ストレス等が長く続いた結果、膵臓機能を低下させて引き起こすと言われていますから、これからも細心の注意を払って健康保持に努めていくつもりです。