脳梗塞part2
今年、日本列島はどこも例年より早く梅雨明け宣言があり、連日、30度を超す猛暑が続いており、この様子だと、昨年に引き続き2年連続の暑い夏になりそうです。それに加えて、今年は東日本大震災時の津波により、東京電力福島第一原子力発電所の電源施設が破壊し、それによる影響で放射能が外部に漏れ、未だ復旧の見込みがなく、全国的に節電が叫ばれています。その猛暑と節電の影響でしょうか、熱中症等で救急車により搬送される患者は、鰻上りに増加しているということです。その中でも、熱中症より怖いのが「脳梗塞」です。「脳梗塞」というと、冬場に多い病気というイメージがありますが、国立循環器病センターの調べによると、ここ3年の間、6月から8月にかけ、1,482人の「脳梗塞」患者が搬送されているそうで、そのため、この時期にテレビやラジオ、新聞等で毎日のように「脳梗塞」のことが報道されています。
さて、その「脳梗塞」ですが、脳の血管が詰まる病気で、血のかたまり、つまり血栓が出来て血管がふさがり、血液を通じてその先の脳細胞に酸素や栄養を運ぶことが出来なくなるために、脳がダメージを受ける病気です。例え熱中症になったとしても、生命の危険性は低いようですが、「脳梗塞」という病気は時間との勝負で、早期の治療がその後の運命を分けるとまで言われています。
それでは、「脳梗塞」の原因は何かということですが、調べたところ、そのほとんどは「動脈硬化」によるものだそうです。さらに「動脈硬化」の原因はというと、それは「高血圧」、「高脂血症」、「糖尿病」、「肥満」等のいわゆる生活習慣病と呼ばれ、私達の生活に大きく関わりあっているものだということです。したがって、酒やビール等のアルコール類やコーヒーは、利尿作用がありますので、これらを飲み過ぎると、血液がドロドロになり、血栓が出来やすいということです。さらに驚いたことには、長風呂が趣味だという人がいますが、長風呂も血栓が出来やすいということですから、十分注意しましょう。
「脳梗塞」の前兆としては、患者2~3人に一人の割合で、「手足に力が入らない」、「重いめまいがする」、「いつもはない激しい頭痛がする」、「ろれつが回らない」、「言葉が一瞬、出て来なくなる」、「物が二重に見える」、「物を落とす」といった症状が現れる場合があるそうです。これは「一過性脳虚血性発作」と呼ばれ、小さな血栓が一時的に血管を詰まらせることで起こる症状ですが、このような症状が出るのは全体のおよそ3割以下ですから、「脳梗塞は、何の前触れもなく、突然起きるのが普通である」ということを知っておく必要があるようです。
猛暑のこの時期、「脳梗塞」を防ぐための対策として最も効果的なのは、こまめな水分の補給だそうです。朝起きたらまずコップに水一杯、そして寝る前にコップ一杯という具合にこまめに水分を補給することが大切だそうです。そしてもっとも大事なことは、もし「脳梗塞」の前触れなりの症状が見られたときは、即座に救急車を呼ぶことだということです。発作があって2時間以内なら命が助かる可能性が高くなりますが、4時間を超えると、もし助かったとしても、後遺症が残るということですから、お互い健康管理には気をつけ、今夜も寝る前にコップ一杯の水を飲みましょう。



