食べ合わせ
先日の朝、早朝散歩をしながらラジオで生島ヒロシの「おはよう一直線」を聞いていたところ、遺伝子学が専門の順天堂大学白澤卓二教授が、「食べ合わせ」について話をされていましたが、非常に興味のある内容でした。それは「ウナギと梅干し」は、昔から悪い「食べ合わせ」の代表でしたが、白澤教授の話によると、科学的な根拠は一切なく、むしろ、それぞれの栄養を見てみると、疲労を乗り切るためにピッタリの「食べ合わせ」だということでした。その理由は、ウナギには、感染症を防ぐビタミンA、糖質をエネルギーに変えるビタミンB1など、身体を健康に保つためのビタミンが多く含まれているので、夏バテを防ぐには、まさにもってこいの食材だそうです。一方、梅干しにはクエン酸が含まれているので、食欲の増進、疲労回復には効果があり、これも夏バテには効果的な食材だということです。実験の結果、「ウナギと梅干し」の「食べ合わせ」で、体調が悪くなった人は皆無で、むしろ食欲が増し、夏バテを防ぐことが出来たと好評だったということです。なぜ、過去に「ウナギと梅干し」の「食べ合わせ」が悪いとされたかという理由ですが、これには色々説があり、梅干しの食欲増進効果が過食を引き起こすこと、ウナギの脂が消化しにくいこと、ウナギは贅沢品だったので、贅沢を戒めるために生まれた伝えではないかということです。
次に医学的に避けたい「食べ合わせ」の中に、「トマトとキュウリ」、「大根とニンジン」があるということには、正直言ってびっくりしました。それは、私は野菜を食べるときの組み合わせとして、トマトとキュウリが多く、栄養学的にも身体によいと信じていたからです。では、なぜ、この「食べ合わせ」が悪いのかということですが、それは、トマトや大根には、豊富なビタミンCが含まれており、生のキュウリやニンジンに含まれているアスコルビナーゼには、ビタミンCを壊す作用があるからです。そこで、これらの野菜を生で食べるときは、アスコルビナーゼは酸に弱いので、酢やレモン汁をかけると良く、また、アスコルビナーゼは熱に弱いので、加熱すると良いということでした。
この話を聞いて、このほかに、どんな「食べ合わせ」が栄養学的に薦められるのか調べてみると、色々な「食べ合わせ」がありました。まず、身体に効く「食べ合わせ」としては、「とんかつとキャベツ」があり、この組み合わせは、老化防止と疲労回復に効果があるそうです。また、私達が良く食べている「カレーとラッキョウ」も、胃もたれを直し食欲を増進させる効果があるそうです。そのほか、「お寿司とガリ(甘酢しょうが)」は殺菌と消化促進の効果があり、「サンドイッチとピクルス」はむくみを解消する役割があるということです。さらに、刺身を食べるときには、必ずワサビや場合によってはシソの実がつまみとして付いていますが、刺身は生ものなので、食中毒を引き起こす菌が発生することがあるので、食中毒を防ぐため、殺菌作用の強いワサビをつけるのだということです。
逆に避けたい「食べ合わせ」としては、前述のトマトとキュウリのほか、「豚肉と冷たいそば」がありました。それは豚肉には、身体を冷やす作用があるので、この「食べ合わせ」は胃を冷やし、栄養素や有効成分の吸収を妨げるので要注意だということです。また「ナスの漬物と冷たいそば」も、ナスの漬物には身体を冷やす作用があるので、下痢をしたり、手足が冷えることになるのだそうです。どうしても食べたいときは、温かい汁そばにすると良いそうです。さらに、「酒とからし」も避けたい「食べ合わせ」だということです。それは酒もからしも血行を促す作用があり、かゆみが出る可能性があるので、じんましんや湿疹が出やすい人は避けた方が良いということです。
こうして調べてみると、私達が日頃何気なく食べている物の中には、避けたい「食べ合わせ」があるようですから、体調を崩さないために、今一度調べてから食べるように心がけたいと考えているところです。



