前の章でも少し触れましたが、MDSの最大の特徴は教習生に対する心遣いや態度だと重います。免許を取るためにすることはどの教習所でも同じだと思います。従って教習所の差が出るのは、いかに楽しく居心地良く過ごしてもらうかを考えているかどうかにあると思います。その他に検定の難易度や教習所のコースや公道の環境もありますが、これはMDSしか知らないので他との比較ができないし、そもそもどちらがいいとは一概に言えないようなことなので省きます。話を戻して、快適さの追求に関しても他との比較はできませんが、MDSがそのことをとても重要視していることは前の章で触れたことからも分かりますし、他にも指導員や周辺環境を見ることで伝わってきます。
指導員は言うまでもなく教習所にとって一番大切な武器であり宝です。従って、指導員を見ればその教習所がどのような場所なのか自然と伝わってきます。そして、MDSの指導員たちは(少なくとも僕が関わった指導員の方々は)皆共通してお喋りです。僕は検定中を除いて大半の実車で常に指導員の人と話をしながら運転をしていました。もちろん指導すべきところは容赦なく指導しますが、普通に運転しているときはとにかく楽しく過ごしていました。たまに話が盛り上がりすぎて運転から気がそれてしまうこともありましたが、免許をとってからのことを考えると、これも必要な経験だと思います。しかし、他の教習所の話を聞くと、実車中はひたすら運転に集中していてあまり話しをしなくて、指導員とはあまり仲良くなっていないという話をよく聞きます。もちろん運転の練習が一番の目的ですが、指導員と仲良くなることはとても大事なことだと思います。なぜなら指導員とコミュニケーションが取れていると、実車が楽しくなるからです。車を楽しく運転すること、これが車に乗る一番の醍醐味であり、また、運転が楽しいともっといろいろなことを学びたいと思うようになります。そして、指導員に対する信頼や安心感があれば自ずと運転技術は向上しやすくなると思います。
また指導員と仲良くなる最大のメリットは、失敗に対する価値観が変わるという点にあると思います。僕の友達の女の子は大阪のとある教習所に通っていましたが、ある日偶然帰りに会ったとき、とても落ち込んで、半泣きになっていました。話を聞くと、S時カーブがどうしても上手く抜けられなくて、指導員にいろいろ指摘をされて運転が怖くなってしまったそうです。そして、教習に行くのが怖くなり、それからしばらく通うのを辞めてしまっていました。しかし、本来練習で失敗するってことはそんな悪いことではないはずです。現にMDSの指導員は練習中はたくさん失敗しろと言っていましたし、その通りだと思います。なぜなら練習中の失敗はすべて検定やその後車を運転する際に非常に大事な経験となるからです。練習中はどれだけ失敗しても問題ありませんが、検定で失敗すると減点(もしくは検定中止)になるし、公道では事故を起こしてしまいます。だから失敗するなら練習中にしておいた方が絶対に得だし、練習中に失敗することでいざという時に対応が出来る可能性が上がります。従って練習中はむしろ多くの失敗をするべきだと思います。僕は仮免や卒検でそのことをひしひしと痛感しました。
MDSは気さくでお喋りな指導員たちがいる教習所なので、僕は失敗をしても運転が嫌だとは一度も思わなかったし、むしろ上手くなるためにもっとたくさん乗っていたいといつも思っていました。それは教習所にとっても教習生にとっても非常に大事なことだと思います。
また、MDSの周辺環境に関してですが、まず宿舎は教習所からバスで30分くらいかかるかなり遠いところにあります(もう少ししたら場所が変わるそうですが)。しかし、ちょっと遠いですが歩いていける距離に、スーパーやコンビニ、カラオケ、ボーリングがあり、また宿舎への途中にショッピングモールがあって、そこで降りることもできるため、宮崎という田舎の土地のわりに結構遊べます。また、近日新たな施設「サテライト」が完成し、そこではいろいろと楽しむことができるようなスペースが用意されるそうなので、より楽しい合宿生活が送れることになると思います。
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